車イスで飛行機に(2017沖縄・冬~5.番外編) | 蟹、退治中 (乳がん生活)

蟹、退治中 (乳がん生活)

2012年12月 乳がん告知
13年2月 右乳房切除術(HER2 3+、ER +、Pgr -、リンパ管侵襲あり)
3月から抗がん剤(AC)、ハーセプチン、ホルモン療法の
術後治療を提示されるも、若き主治医の方針は一転、二転。
主治医を変え、ハーセプチンとフェマーラで治療中に
転移発覚

昨日までは松葉杖を使っても
左足を右足より前に出すことができませんでしたが
今日は半歩くらい出せるようになりました!
 
やっぱり旅行で使いすぎたかな?
だって暖かくってね
朝起きて窓を開けるのが心地よいのですよ。
毎日、早く外に行きたい!って思って。
 
休めば良くなると信じて
センタクモノの山は見ないようにしましょう(笑)
 
 
 
さて、いきなり沖縄旅行は番外編、帰りの話です。
 
足が痛くならなければできなかった
貴重な体験をさせて頂きました。
 
 
 
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ホテルをチェックアウトして、レンタカーに乗り込む所で
ホテルの車イスは返却。
帰りの便まではまだ間があります。
 
予定では牧志公設市場付近の食堂でお昼にして
ついでに激安お惣菜を買って帰るつもりだったのですが、
できれば一歩も歩きたくないという状況。
 
空港に行けば車イスが借りられるから
食事も買い物もきっと楽だよね、と
レンタカーを那覇市内で返却し、
そのまま空港行きのワゴンに。
 
ワゴン車のステップは両手をついてよじ登りました(^^;)
(敬愛する故・田部井淳子さんだってそうしてたもんね~)
 
 
 
ワゴン車は那覇空港に到着。
主人の手を借りて車を降りて
空港内に入ったその時、車イスを発見!
 
私から見たらはるか彼方だけれど、そのまま進んだ所に
JALのマイルサポートカウンターがあって
その横に車イスが並んでいます。
私たちが乗るのはJAL系のジェットスター便だったので
ワゴン車はちょうどいい所に止まってくれたんです。
後でよく見たら、「マイルサポート」じゃなくて「スマイルサポート」でした。
身体が不自由な人だけでなく、赤ちゃん連れなども
こちらで申し込むと、機内でスムーズに手伝っていただけるようです。


 
 
 
主人に手続きをしてもらって、車イスを持って来てもらいました。
こんなの。

(画像はJALのHPからお借りしました)
これで機内の座席まで行けちゃうんだそうです。
軽くて、小回りが効いて、すんごく使いやすい優れモノ!
 
 
 
搭乗時刻まで3時間くらいありましたが、
飛行機や軍用機の離発着を見たり、ショップを覗いたり、
AWのハンバーガーでお昼にしたり。
 
空港内にはJAもはいっていて、
欲しかった島豆腐も買えました !(^^)!
激安じゃなかったけどね。
 
車イス対応のトイレやエレベーターも
各階に複数あります。
展望デッキ(有料)の出入り口が通れなかったのは
ちょっと残念でしたが、
それ以外は完全にバリアフリー。
時には主人と別行動で、
退屈することも疲れることもなく、快適に過ごせました。
 
 
 
セキュリティーチェックも車イスのままで通過します。
同性の係員にぺたぺた触られますが、
どっちみちチタンはいってますから(^^;)
 
搭乗口からは、CAさんや整備の方が
車イスを押してくれます。
機内に入るところで、
 
じゃ~~~ん!
 

 
タイヤを外して、更にスリムになりました!
小さい車輪がついています。
再び、画像お借りしました。
自分では見えなかったけど、こうなってたのね~。

 
機内の狭い通路を通る時には
車イスの前をCAさんが中腰で後ろ向きに歩いて
私の手や足が引っかからないように確認してくれます。
 
全ての動きも声かけも、的確で、
スマートで美しい!
ちゃんと訓練されているのが伝わってきました。
ありがたいことです。
 
自分たちだけで動いていたら
とてもこんなにスムーズにはいきません。
プロの手を借りられる所は、遠慮なく借りた方がいいですね。
機内のトイレも、この車イスで
連れて行っていただけるようです。
 
 
 
セントレアに到着。
車イスが座席まで迎えに来てくれます。
 
私たちは空港外の、送迎付き駐車場に
車を預けていました。
送迎車にピックアップしてもらうのは1階の一般車乗り場で、
到着ロビーからはかなり歩かなくてはならないのです。
 
でもちゃんとそこまで整備士さんに車イスを押してもらえて、
送迎車が来るまで立っているのは大変だからと
私たちと一緒に待っていてくださいました。
 
もうっ!JAL最高!
 
あ、多分ANAも同様のサービスがあると思います。
LCCはどうかわかりませんが。
 
 
将来、今より身体が弱くなったとしても
飛行機の旅行を諦める必要は全くないんだ、と。
本当はこんなこと経験しなくて済むのが一番いいんだけど、
それなりの発見もあった、旅の終わりでした。
 
 
 
 
新しい痛みに少々心細くなっておりましたが
皆さまからのコメントに励まされました。
ありがとうございました。

 


ありがとうございます

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