ウィッグのお値段。
実は、1万円くらいかな~と思っていたのです。
何の根拠もなく。
ただ、自分のお小遣いで抵抗なく使える金額がそれくらいだったので。
数万円の出費の時はいつも、ダンナ様に相談して出していたので、
ウィッグもその位だったらいいな~、と希望的観測で。
ネットで調べたら、安いのは数千円。
ちゃんとしたメーカーのは、3万くらいから数十万円まで。
すーじゅーまんえんですよ!!!
そんなに出せん!
安いのをいくつも買ってとっかえひっかえ、も楽しそうではあるが、
問題は合唱団である。
病気のことを知っているのは一部の人だが、
人の口に戸は立てられない。
「先生髪染めたのかな?」
「実はね、ヒソヒソヒソ」
「ほんと~?お気の毒」
「センセー大丈夫?無理せんでよ!」バシッ!(←背中を叩く音)
「センセー、体にいいから、食べな!」バシッ!
「センセー、これがんに効くんだってよ、ほら、持っていきん!」バシッ!
いやいや、大阪のおばちゃんじゃないんだから、それはないだろうが。。。
生え揃うまで使えそうな物を、一つは用意しておきたい。
4月にはおそらく、長~い友だちとさよならするのだ。
潜入レポなんぞをやっている場合では、ない。
医療用カツラのスヴェンソンが、週に1回、病院で試着相談会を開いているので、
昨日行ってきました。
早速、頼んであった、お値段の安い物から試着してみる。
前もってこちらの希望を伝えてあったので、
それほどの違和感もなく、一安心。
内心、これで決めよう、と思ったけど、
折角だから他のも試着してみよう
値段の違いは、ベース部分の、伸縮性の生地の違いとか、
毛の質の違いとか、分け目から見える頭皮の部分のきめ細かさとか。
頭に合わせてダーツを取って縫ってくれる、セミオーダータイプの物も。
やっぱり高い物は、つけ心地も、見た目も、いい!
お手入れが楽と言われているミックス毛でも、色々あるんだ。
人毛と人工毛の割合だけじゃなくて、人工毛の質の良し悪し。
人工毛は、摩擦に弱いので、擦れ易いうなじ部分が痛んでくるけど、
いい人工毛はコーティングがしっかりしていて長持ちする、のだそうだ。
20万くらいするのは、手触りサラサラで、
シャンプーのCMの、長い髪が風になびいて・・・・・・の、あの感じ。
自分の毛よりいいんじゃないかと思える。
結局、最初に試着した、5万円弱の物にしましたが、
どれを選ぶかは、価値観の違いですね。
髪を失うなんて耐えられない!という人は、
良い物を買って、少しでも明るい気持ちになればいい。
治療も人それぞれ。
ウィッグも人それぞれ。
そうそう、他の患者さんの依頼で、
1万円くらいのネット式つけ毛も持ってきていたので、こちらも試着!
フルウィッグより軽くて楽~
色々試せて、ラッキーでした。