ワタシ達が最初に企画のきっかけに持っていった話。

日本人が、海外旅行に何を求めて、何が足りないって思ってるか等のアンケートをまとめた資料。
それから,スイスがどうやって観光客を誘致して観光大国と呼ばれる様になったかと言う資料。
旅行記ガイドを面白く日記形式で作る。

最初は物価の異常に高いスイスからなら、観光客を奪える!と思ったんだけど、、、。
今って,スイスの観光業は低迷中。
スイスを例に考えるのは微妙?あせる

調べていくとやっぱり,至る所に2007年問題の文字。団塊の世代をターゲットに持っていくのが時代にはあってるんだろう。
でも,ただでさえジジババイメージの山。スイス低迷の理由のひとつにも、スイスって山しかなくて、つまんなそう、、、。
正直,ここにターゲットを置くメリットとデメリットに悩む汗
デメリットは若者が寄り付かなくなる、、、。日本の山岳地方にありがちな悲しい現象。
山を売る事。クライミングやパラグライダー、スキーなんかのハードな路線を狙うと、あまりにコアすぎるしむっ正直,わたしも”山?けっダウン”とバカにしていた。
なんか,ださいイメージ、そしてつまんないみたいな、、、。
東京をメインに過ごしてきた私にとっては、
かっこいい
おしゃれ
ショッピング
都会
モダンなもの
LOHASとかでもあくまで都会のオアシス的自然主義

にしか,心惹かれない。
所謂一般的なNIPPONの若者の考えだと思うビックリマーク

そんな私が,好きでどうにかしたいって思うんだから、ベタに登山客にアプローチするなんて、ばかげているし、山は来れば誰だって魅力が解るし(現に,いやいやながらも、山には感動した)、ちょっと面白い事を考えている。
これが、山の民トレンティーニに理解出来る物かは,あくまではてなマーク
これ以前の話は、徐々に書いてきますので、お待ち下さいませ。
早速現状報告。

イタリア人にとって、バカンスは最も大切なもの。
ただでさえ、何事も順調に運ばない国なのに、もっと機能しなくなります。汗
プロジェクト立案の提案をしたのが8/10頃。
それから、どういう内容なのか詳しい企画書提出を要求されるものの、、、
担当者がバカンス~
仲介に入るその業界の友人ダニエレ(仮名) がバカンス~
という事で,延び延びにあせる
先週月曜日、やっとダニエレが戻ったので、まずダニエレに企画書提出。
問題点を修正。
ニュースレターとメールマガジンの違いがわからない等、、、。
日本ではメルマガと言えば、もちろんe-mailを通して送られてくる
オンラインマガジンのこと。
でも、mailは手紙の意味もあるので、これは紙?、それともe-mail?なんてやりとりも。
外来語として当たり前になっているものを、当然の様に書き込んでいたけれど、
日本で意味が確立しただけなんだ~ビックリマークと妙に納得。
そして、昨日9/3。
ついにダニエレが、トレンティーノ観光局へプロジェクト提出!
来週には、結果がわかるらしい。
ちょっと緊張の1週間。

ドライブ中に友人が、持っていたガイドブックをペラペラとめくると

木を渡り歩く?

山からローラーコースターで下る?

なんだか聞き慣れない面白そうな自然遊びがわんさか。
正直なところ、トレンティーノは山と湖しかないつまらない街だと思っていた。
なんで、トレンティーノとつき合ってしまったんだ、、、
とまで。

こんな山の中の田舎に、好き好んで住みたくない。
トスカーナへの移住を日々、ステファノ(彼)に提案していた。
(トスカーナも田舎ですが、日本人も多いし、中規模の街が沢山有る)
私は元靴デザイナーだから、靴のメッカ:イタリアにいて、
登山靴とスポーツサンダルしか製造しないトレンティーノにいることが屈辱。
そして、このトレンティーノ=アルトアディジェ州には、日本人はマックス13人だよ
ト聞かされていて、そんなところで日本人が働ける可能性なんて
ほぼ皆無だと絶望的な気分だった。

イタリア中部マルケ州アンコーナ出身の日本在住イタリア人の友人には、
トレントなんて1日で十分!山でなにするの?超ど田舎でおもしろくない!
絶対に退屈するよ!!!
と確信を持って脅され、
イタリア中部エミリアロマーニャ州モデナに1年暮らした日本人の友人にも
イタリアの田舎は、本物の田舎。ベローナだって田舎なんだから、
トレントなんてつらいよ。
とかわいそうな扱いをされた。

かなり批判的な要素出いっぱいの頭を抱えて、
彼の住む街トレントへ、2007年5月はるばる日本からやってきた。
わたしのトレント生活は、そんな批判的要素はどこへ行ったのか、、、
驚くほど快適で、この3ヶ月でトレンティーノ県が大好きになった!!

住めば都っていうからね~

そう言われると思う。
そうかもしれない。
それでも、トレンティーノの知られざる魅力をどんどん味わっていくうちに
もっと、トレンティーノが大好きになっていく。

トレンティーノは、日本ではまだまだ知られざる地域で、
ネット上でもほとんど情報がみつからない。
だけど、ヨーロッパではちょっと名の知れた観光地。
欧米の観光客がゆっくりと滞在に来る街。

スイスのような押し付けがましい自然と別の
安らぎと遊べる自然と中世の文化が共存する街。

反トレンティーノだった私がこんなに大好きになってしまった街。

自分ひとりで独占するのもいいけど、
きっと他の日本人達も気に入ってくれる。
そんな私の中の確信が、形にしてみようという
賭けに出させました。

難しいよ、とさんざん言われて、
なに馬鹿な事を始めたんだと思われて、
でも、宝くじよりも可能性が高いはず。
楽しんで、町おこしやっていこうと思ってます!!

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