伊良部一郎。
色白でデブな、泣く子も黙るトンデモ精神科医シリーズの第二弾。
跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、悩める患者たちを独特な癒しで立ち直らせていく。
やっぱり名医ですよ。伊良部は
不思議な魅力を感じます
きっと、登場人物のみんなも、その魅力に惹かれるというか、とりつかれているんでしょうね。
5歳児のような無邪気さとも、怖いもの知らずともいえる性格が、たまらなく好きです
ボケ~っと、ただ楽しく読むこともできるし、
あぁ、そうか
そんなに悩むこともないやんっ
って登場人物を自分自身に置き換えて、背負ってる重い荷物を軽くすることもできますよ
先が分からないから楽しい人生。
でも、先が分からないから不安になることもある。
不安が楽しみを上回ったとき、是非とも読み返したい一冊ですね