※ブログ人サービス終了に伴い、gooブログに引越ししました。
ブログ、年いっかい更新という恐るべきスローペースになっております(汗) 楽しみにしてくださってる方、すみません。本題前にちょこっと我が家の近況に触れておきますと、 自宅改修まっただなかの3月に第2子が生まれまして(え?!) ワークライフバランスがなんだか大変なことになっております。
そして自宅の工事は容赦なく進んでおり、北側の軸組直し、屋根下地の修理、屋根瓦葺(あとは熨斗を残すのみ)、壁下地編み、荒土塗り、あたりが終わっております。現在、左官屋さんと大工さんが現場におります。各過程にいろいろエピソードがあるわけですが、これはいずれ、追々ということで。
で。今日の表題ですね。大工さんに尻を叩かれた我々、ようやく焼き杉板を焼くところまで辿り着きました。 いや、まだ、全部焼けていませんけどね、はい。 昔はおがくずを詰めて燃やしとったのぅ・・・という話は聞いたことがあるのですが、さすがにそれでは大変なので、インターネットで焼き板の作り方を調べ、実際に試行錯誤をしながら進めていきました。 我が家の場合は、まず、材木屋さんの土場をお借りして、3枚の板を組みやすいように治具を作り、燃やすときに負担が軽減できるよう単管パイプで支持具を作りました。
治具に乗せた板を針金とビニ紐で括って固定し、新聞紙1枚を丸めて板の中に詰めて焼く訳なんですが、直火だと板の端っこが燃えちゃってロスになるわけです。 ここで登場したのが、材木屋さん宅の金属ゴミ袋から拾われてきたフライパン。三角形の穴をあけて火にくべると、必要なところにだけ火がいき、板の端が燃えないわけです。これは焼き板を自力で作る人々に、心からオススメしたい!(と、ニッチ層に訴えてみる)
今回焼いたのは4mの板。長過ぎて火加減が難しいので、ひっくり返して両側から焼きを入れました。ペール缶と焼き網でコンロをつくり、じゃんじゃん焼いていきました。
ぱっと見、キャンプっぽい。
うまく火がまわってくると、板の中でブルブルと結構大きな音がして、冒頭の写真のようにものすごい勢いで煙が立ちます(材木屋さんの土場だから許さたものの、うちの庭でやると通報されそうなほどの煙でした)。火の勢いが大きくなる前に、コンロからおろして横に倒し、火の勢いがシャレにならんときには、ホースの水で消火。・・・を、繰り返しました。 焼き上がりはこんな感じ。既製品と仕上がりの差は歴然です。
で、重なり合って燃えていないところ(継ぎ目のあたり)だけ、バーナーでレタッチして完成。やっぱり、本格的に燃やした部分とバーナーで炙った部分では、仕上がりの差は歴然です。昔は燃え残った幅分、上から焼いた胴縁で押さえて隠すか燃え残した部分を斜めに削いで使うかしていたわけで、材料の作り方が仕様にも影響を与えていたんだと実感した作業でした。
しかしこれ、燃えすぎるとだいぶ危ないのと、手間隙かかります。良い子はマネしないで下さいね。万一この作業をするときはある程度人手を揃えることをおすすめします。おかげさまで、既製品にはない厚さ、焼き加減の焼き板を手に入れることができました。・・・て、まだ途中やーんorz もう少し、頑張ります。




