こんにちは。
てんま英語教室の平井です。
最近になって、今更ながらですが、こちらを読みました。
アドラー心理学。
『嫌われる勇気』という本がベストセラーになってますよね。
(その『嫌われる勇気』はまだ読んでいませんが・・・)
話題になってはいたものの、それほど興味をもっていなかったのですが
以前にmpiのパートナー会で、アドラー心理学のことを聞いて興味をもち、
とりあえず入門という本を買ってみました。
(その後に、「マンガで優しくわかるアドラー式子育て」という本も読みましたが、
アドラー心理学入門で読んだ内容です。)
読んでみたら、なるほど、アドラーとは、教育による人類の救済を目指した、
とあって、自分自身の育児にも、教室での生徒さんとの関わりにも、
すごく有益な内容で、共感できることがたくさんありました。
特に私が印象に残った点だけ、自分用に忘備録です。
〇育児の行動面の目標は、
1、自立する
2、社会と調和して暮らせる。
そして、それを支える心理面の目標として、
1、私は能力がある
2、人々は私の仲間である
〇人は対人関係の中で考える
私たちの行動は、だれもいない中ではなくて、
その言動が向けられている「相手役」がいて、
その相手役から何らかの応答を引き出そうとしている。
⇒悪い行動も、良い行動も、
だれかの反応を引き出そうとしている目的があっての行動。
「なぜその行動をするのか?」という原因論ではなく(意味がない)、
「どういう反応を得ようとしているのか」という目的論。
〇適切な行動に注目する。
不適切な行動(悪い行動など)には一切注目しない。
そこに注目すると、その子の目的を果たすことになり、
ますます注目を得るために不適切な行動をする。
逆に、適切にできたことに注目する。
するとだんだん、不適切な行動は減っていく。
ただし、注目するのはほめるのではない。(ほめるのは、評価すること。評価はしない)
〇ほめるのではない。
評価するのではなく、喜びを共有する。自分の気持ちを伝える。
当たり前だと思って見逃しがちな行動にこそ、「ありがとう」「助かった」「うれしい」
その子の「存在」自体が喜びである、ということを伝えていく。
(これを『勇気づけ』と呼ぶ)
以上。
これまでに読んだコーチングなどの書籍や、育児の本とも重なるところがありますが、
改めて『適切な行動に注目』をするように心がけるだけで、
わが子たちとのコミュニケーションも円滑にいっている気がしています。
(それでも、ついイライラして爆発してしまうこともありますが
)

私が読んだ『アドラー心理学入門』は、その学問としての背景や、
アドラーという人のことなども載っていますが、
育児でのポイントなどが知りたい場合は、
『マンガでやさしくわかる・・・』のほうが読みやすいと思います

読書記録でした!