今も尊敬している、子どもたちの幼稚園の先生が、
たびたび仰っていたことがありました。
「それは大人が決めることです。」
深い深い真の愛情と、ユーモアと、遊びと、
子どもの本質を的確に捉える力があり、
いつも子どもの側に立っている、温かく素晴らしい先生でした。
子どもが間違ったことを言ったり、良くない態度をとったときは、
真摯にその子の話を聞きつつ、毅然とした態度で、
その子の目をまっすぐ見て、とことん向き合っていました。
(3時間、”さし”で向いあった子どももいました^^)
子どもにルールは必要です。
受け容れる、というのは、どんなわがままも聞く、
ということとは違います。
ルールがあるからこそ、安心して過ごすことができる、
とも言えるのです。
ルールがなくて、
「ちゃんと、教えて!」とどこが臨界点?なのか、
確かめようと動き回り、叫んでいる子どももいます。
朝起きる時間、夕食、お風呂、眠りにつく時間など、
生活のリズムがないと、子どもは荒れやすいです。
生活のリズムを安定させるだけで、
落ち着いてくることも多いです。
こうお伝えすると、「3日やってみましたけど、
うちの子は、全然あてはまりません!」
と仰る方もいるのですが、
3,4日では、まだリズムとはいえません。
3週間くらい続けると、ようやくリズムになり、
落ち着き始めます。
これは子どもの心、魂が安定するために、
「大人が決めること」なのです。
お友達に手を出した、としたら、
必ず理由はあるので、しっかり向き合い、耳を傾けた上で、
「それは、嫌だったね!でも、手を出すのは、いけないよ!」
と、きっぱり毅然とした態度をとる必要があります。
怒るではなく、毅然と、真摯に向き合う、ことが必要です。
(なかなか難しい時もありますが)
もし、怒りがわくとしたら、そこにママ自身の痛みがあるはずです。
「ばかにされた」
「言うとおりにしてくれなかった」
「自分の言うことを分かってもらえなかった」etc
といった痛みです。
それは、目の前の子どもが引き起こしたのではなく、
もともとあった痛みであり、その痛みを癒し、手放す必要があるから、
その痛みに気づかせてくれているだけ、なのです。
怒りのボタンは、自分の痛みから来ている、と
理解していれば、怒りのボタンを押さずにいられることも
増えることでしょう。
怒るのではなく、ルールと毅然とした態度。
子どもたちの魂が実は必要としていることでもあるのです。
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