さて、今日のテーマは
「誰のための子育て?」
です。
私たちは日々子どもたちと向き合っています。
子どもたちはたくさんの気づきを与えてくれ、
たくさんのことを教えてくれています。
ありがたいことですね。
けれどもその一方で、
目の前の子どもたちの行く末が気になってしまう、
そんな思いが時に出てくることもあるでしょう。
なぜ、気になるのでしょうか?
それは自分の中に不安、恐れの「因」があるからです。
「ちゃんとしないと大きくなれないよ!」
「これをして、こうしていったら、いい人生を送れる」
「このままいったら落ちこぼれになってしまう」
「こんなことをしていたらまともな大人にならない」etc
どれほどさまざま、私たちは、子どものころから
こんな言葉を聞かされて育ったことでしょう!
これらの言葉を聞いて、小さな私たちは
「おとなしく言うことをきいたら、○をもらえた」、
「従わなかったら、失敗した」
こんな経験を積むうちに、
いつしか不安や恐れをもとに行動してしまう、
パターンができてしまったのです。
あるいは、
それを打ち消しながら生きてきた人であっても、
その言葉や体験は、自分の潜在意識や無意識に
残っていますので、知らず知らずに、
そして、我が子のことになると、
その「因」が作動し始めるのです。
では、今日のテーマに戻ります。
「誰のための子育て」なのでしょう?
もちろん、お子さんのため!と
間違いなくすべてのお母さんはおっしゃるでしょう。
けれども、ご自分の不安や恐れの「因」をもとに、
子どもたちに声をかけている、ということは、
「自分が安心したいから」という思いがベースに
なってしまっている、
つまり「自分のための子育て」になっている、
ということです。
幸せにしたいのは子どもたちのはずです。
そのためにはお母さん自身の不安、恐れ、
といった「因」を解放していかなくては、
本当の意味での
「子どもの幸せのための子育て」
になりません。
「因」はご自分の気づきで、
あるところまでは解放できます。
ぜひ、「因」をたくさん見つけ、解放し、
「子どもたちのための子育て」
をなさっていってください。
気づきを深めても深めても、
強固な不安がある、恐れがある場合は、
潜在意識や無意識レベルの不安や恐れが、
「因」となっている可能性があります。
その場合はご自分では難しいかと思いますので、
プロにお任せされることをおすすめいたします。