昨日は千葉から避難されているNさんの車で、兵庫県の猪名川上流にあるクリーンセンターに連れて行ってもらった。

国崎クリーンセンターは、もし川西市が被災家材の受け入れをした場合、処理場となると言われているセンターだ。

少数精鋭(勿論私のこと!…ウソです。ゴメンなさい)で行くのかとおもいきや、なんと総勢17名の大所帯

北上川西市市議会議員をはじめ、周辺住民の方々、市民団体の方々。子どもを持つママさん達。ずっと被災地に思いを寄せて応援されている団体の方々。よつ葉の職員さんなどなど。

「道道、数値が上がるか見といて」とNさんに渡されたガイガーカウンターを見ていると、川西市の中心街からクリーンセンターの敷地に入るまでは概ね0.05マイクロだったのが、入った途端ジワジワ上がり0.07前後になった。なんで?

センターではまず会議室に通され、そこでNさんが被災家財の受け入れに関してのクリーンセンターさんの考えを伺った。

センターの事務次長さんが答えて下さった内容は、

「大阪の受け入れ基準は国の指針の8000ベクレルより遥かに低い2000ベクレルであり、広域連合は3月末に大阪府の指針をベースに採択し、川西市も5/11までに態度表明をするので、それまではセンターとしてはまだ何も決定事項としてお答えできない」

といった感じ。必死にメモったけど、間違ってたらすいません!

Nさんは持って来た沢山の資料を次長さんに見せながら、2000ベクレルという基準がいかにいい加減に設定された物なのか、環境省が喧伝してる「バグフィルターでセシウム99%除去!」がいかに根拠の無い物であるかを論理的に説明された。

バグフィルターに関しては、その製造元の国内13社全てがセシウム除去可能と言ってない。
また島田市の実験焼却でも、約40%のセシウムが環境に放出されている。
そしてバグフィルターの交換は手作業であり、作業員の被曝は避けられないこと、交換費用には一枚につき何千万もかかり、ある試算では数時間おきに取り替える必要があると出ていること。

大阪府の基準2000ベクレルに関しても、国が作業内容を、重機で4時間労働と言っているのに対し、大阪は手作業で6時間労働と言っていて、より過酷な労働条件を提示していること、それら一つ一つを丁寧に説明してくれたNさん。そして次長さん以下数名のクリーンセンターの職員さん達も、真剣にお話しを聞いて下さった(どっかの市職員とえらい違いやな~~( ̄ー ̄))

そして仮に家財を受け入れた場合、燃やした後の灰、煙突から出る煙も気になるけど、水に溶けやすいセシウムは一体どこへ行くんだ~と皆が気になっていたのだが、焼却場で出た排水は、pHを整える薬剤処理をした後、豊中市の原田処理場の坑を通って、猪名川に流れ込むんだそうな…