もくじ
・感情表現がしたい!
・理屈的な考え方はもう要らない
・やっぱりアメリカが好き


  感情表現がしたい!

浦島太郎が日本に帰ってきて4年と半年近くが経った。2017年のゴールデンウィーク直前に帰国してから約3年間、化学品原料を扱う貿易商社の営業として日本で初めて就職したが、、


それはまぁ大変な日々だった。


ビジネスの会話に本物の感情は存在しなかったからだ……


アメリカで人々に喜んでもらえるよう身体を動かしてサービスをし、同僚とチップを分け合っていた彼には天と地の差がある環境であった。


勿論、アメリカ10年目にしていちばん人種差別を受けたりと、そこには数々の葛藤も存在したのだが。



「石の上にも三年ってこういうことかぁ。。」


人生で初めてのwhite-collarは3年で幕を閉じ、やっぱり心と心の会話をして喜んでもらいたい、


地球に住む人々に光と愛を授けたい


と思った。




当時の浦島太郎の夢は漠然としていた



  理屈的な考え方はもう要らない

都会暮しをしているうちに気づいた事があった。便利な物ばかりで囲まれている日々、それらから疑問に思うことは正直あまり生まれなかった。ましてや「この機械はこういう物だ」という様に、便利な物の役割や存在価値は明確であったためだろう。

そんな環境と多忙な日々が、「効率的な」、「生産性が高い」考え方を生み理屈的な頭になっていった気がする。

一方で、自然の中にドライブに出掛けると、浦島太郎が過ごしてきたハワイ州、オレゴン州の自然の様に、

目には見えないがそこに何かがあるものを確実に体験できた。

一本の木の立ち方から大地を共有する木々や草花、動物や昆虫、と色んな連想が頭を駆けめぐる。

まさに竜宮城だ!

きっとこうやって人間も大昔から大自然に委ね、自然に自然を受け入れ、調和と共存をしてきたのだろう。

言語があり、当たり前に他人とコミュニケーションをとることが可能な日々ではあるが、色々な表現が代々受け継がれている。

美しい表現がたくさん存在する。

きっと便利な物で囲まれてはいないが、自然の中で暮らしてきた先祖たちは、理屈ではなく自分の感性で自身や物事を表現して、他人と感情共有してきたからなのかもしれない。

言語が発達した理由も、元々は感情を共有するために生まれた能力なんだろう。
それも、住処としていた自然環境下に適応し、生命を存続していくために。




  やっぱりアメリカが好き

当時、アメリカに住んでいた頃は日本のことがまた違ったアングルで見えることがたくさんあった。日本人で産まれ育って良かったなぁと思うこともあれば、アメリカで生活ができて良かったなぁと思うことも。

中でも大きく感じた事は、壮大な自然、文化的背景、人々の繋がり方だった。

アメリカでは一つ一つの州が広大な面積と自然環境を持ち合わせていて、行く先々で色んな自然エネルギーを感じられた。

オレゴン州の自然の多くは多種の木々や動植物の共存による愛と調和のエネルギーを感じ、アリゾナに行けば赤土でカラッとしていながらも、雨、落雷、突風などの気象変化が激しく、何か宇宙に繋がるとても力強いエネルギーを感じたりと。。

とにかく空が広い!!!

日本の都会で生まれ育った浦島太郎にとって数々の自然との繋がりは、現在のTreenessLife089のルーツとなっている。

文化的背景も大きく違っていた。社会学的に言えば、Individualism🇺🇸(個人主義)とCollectivism🇯🇵(集産主義)の違いだ。

当たり前だが、それぞれの文化は人々の気質や性格、価値観といった様々な心理的要素(心の成長)に影響を与える。

アメリカでは「自分の人生の創造主は自分である」という様な強い信念を感じられる人が多い気がする。

実力主義ということもあるが、どうやら他人に感心している暇はないようだ。自分軸に一致して、心地良い状態でありのままを受け入れている人が多いのかもしれない。


ただ、どうやらそれが自己中心的利他を生んでいるみたいだ。

人々の繋がりもその要素が大きいのでは?

アメリカにいると人との繋がりが物凄い速さで増えていく。勿論、広く浅くという関係性ではあるが…… 
アメリカ人はもともと放牧民族だからなの分からないが、自分のやりたい事や仕事をベースに引っ越しをよくする傾向にある。実際に、大学や職場で出会って時間を共に過ごしてきた友も州を跨いで移動している者ばかりだ。

きっとアメリカだけでは無いのだろうが、20代をがむしゃらに生きてきた経験として言えることがあるとすれば、

本気で動いていると、誰かがそれを認めてくれ、情報や人脈をシェアしてくれる。
助けの手を差し伸べてくれる。

And vice versa...

本気で動いて得た情報や構築した人脈は、ある日他人にシェアしていることがある。

まさに浦島太郎もこうしてアメリカ生活で良き出会いと経験に恵まれた。

物事は対極的に見ると面白い。
アメリカと日本、どちらの文化にも良いところや改善点がある。一人の人間の視点ではあるが。


今迄を振り返ると、あれがあったから今が有るということばかり。


「禍福は糾える縄の如し」


目の前の事に一喜一憂することはない。


令和を生きる人々、

未知との遭遇が楽しみ!


TreenessLife089の事業を通して、アメリカと日本、両方の良いところを経験できる環境を創っていきたい。



Aloha,
Takuma Asakura