日本の伝統芸能「能」「狂言」を
鑑賞してきました
今回は人生2度目の鑑賞
前回から2、3年経っていたけど能楽堂に
入るとやはり心身が引き締まる
能・狂言には非常に多くの演目が
あり、今日鑑賞したものは
狂言 「合柿」
能 「隅田川」
という名曲
ところで能と狂言の違い分かりますか?
狂言は喜劇で
「~でござる」という
会話調のセリフが特徴
演じられる時代によって少しづつ
変化するのに対し
能は悲劇で
観阿弥・世阿弥などが作った台本を
そのまま変わらずに伝わったもの
文語は「~候(そうろう)」調で
歴史上の有名な武将や場所が出てきます
毎回、始めに解説があるので前もって
あらすじを頭に入れ鑑賞できるので
ありがたいのです🙏
解説の冒頭で今日言われた事
それは能を鑑賞する時に最も必要なのは
「想像力」✨✨✨
だということ
能の舞台は基本的にセットも何も無く
松の絵が描かれた背景のみの舞台で
あらゆる演目が演じられます
鑑賞者は演者のセリフからその場の
情景を想像(イメージ)する
特に今日の演目は事前に解説を聞いて
なかったら理解できなかったので
改めて想像力の重要性を実感✨
また初めに演者(演者、太鼓、笛、謡)が
舞台に上がるとそのまま誰も舞台から
袖に出ないので
閉幕までの90分間緊張が続く💦
能には飛んだり跳ねたりのような早い
動作や笑いはほぼ無いけれど
立つ、歩く、周る、座るという
一つ一つの所作が美しく
演者のセリフ一つ取っても真剣かつ
丁寧でとても心が洗われます😌
映画や演劇のような演出は無く
むしろ想像力を使わないと何が何だか
チンプンカンプンですが
逆に現代人の私達にとっては
とても必要なものだと感じます
そして能が大成した一つに
世阿弥が著した芸論書「風姿花伝」に
秘すれば花なり
という言葉があります
私はこの言葉に大和の心を持った
日本人としての品位品格を感じます✨
もし、興味あれば調べてみて下さい♪