【一二三(ヒフミ)に宿る言霊エネルギー】 |    書家 片山諭志 オフィシャルブログ

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      日常の思いや作品を載せています

私達の周りには目に見えない素粒子が

無数に存在している


それは人間の目に見えないだけで
明らかに存在しているもの


その一つが言霊(ことだま)という言葉に
宿るエネルギー


書は始めに「言葉」ありき


どう書くかよりも


「何(言葉)」を書くか


言葉を題材(モチーフ)にするため時には
言霊という観点からも考察して創作します


日本語の一音一音にはそれぞれ
思念(意味)があり


通常は「あいうえお」から始まりますが
言霊の配列は「ひふみよ・・・」と始まり


1・2・3・・・を、ひとつ、ふたつ、

みっつ、

もしくは、ひい、ふう、みいと
数えるのはここに理由があります


特にこの始めの3文字は


ヒ = 根源から出入
フ = 増える
ミ = 実体・光


となり何もない無極から光(実在)が

生まれる事を意味しています



これは 一二三 ↗↗↗ と

飛躍していくイメージそのもの


日本語にはこのように一音一音に

深い意味が含まれ、これを併せて

意味を紐解くとその言葉が本来

持つ意味にピタリと合うんです


良い悪いはありませんが


前向き、ポジティブ、積極的、優しい

言葉にはやはりそのようなエネルギーが

乗っかるので



言葉の使い方はとても大切です


人生は言葉で決まる!


とも言われるように納得です


また、日本の美しい大和言葉など
そこにはやはり美しい氣が宿ります


日本人として品のある美しい言葉を

使っていきたいものです




「一二三」


悠久紙、油煙墨、950×1,780mm