私達の周りには目に見えない素粒子が
無数に存在している
それは人間の目に見えないだけで
明らかに存在しているもの
その一つが言霊(ことだま)という言葉に
宿るエネルギー
書は始めに「言葉」ありき
どう書くかよりも
「何(言葉)」を書くか
言葉を題材(モチーフ)にするため時には
言霊という観点からも考察して創作します
日本語の一音一音にはそれぞれ
思念(意味)があり
通常は「あいうえお」から始まりますが
言霊の配列は「ひふみよ・・・」と始まり
1・2・3・・・を、ひとつ、ふたつ、
みっつ、
もしくは、ひい、ふう、みいと
数えるのはここに理由があります
特にこの始めの3文字は
ヒ = 根源から出入
フ = 増える
ミ = 実体・光
となり何もない無極から光(実在)が
生まれる事を意味しています
これは 一二三 ↗↗↗ と
飛躍していくイメージそのもの
日本語にはこのように一音一音に
深い意味が含まれ、これを併せて
意味を紐解くとその言葉が本来
持つ意味にピタリと合うんです
良い悪いはありませんが
前向き、ポジティブ、積極的、優しい
言葉にはやはりそのようなエネルギーが
乗っかるので
言葉の使い方はとても大切です
人生は言葉で決まる!
とも言われるように納得です
また、日本の美しい大和言葉など
そこにはやはり美しい氣が宿ります
日本人として品のある美しい言葉を
「一二三」
悠久紙、油煙墨、950×1,780mm