皆さん、こんにちは。

この間、目玉焼きを寝ぼけながら作って、
胡椒のキャップのはずし方を間違えて、
胡椒一本分丸ごと投入してしまったわたしです。




からいです。
つらいです。
からいと書いてツライです。





今日は餃子を焼いてみて、
部屋中が煙に巻かれて火災報知器鳴りそうでドキドキしておりましたわたしです。汗



ツライです。
からくなくてもツライです。






ところで!!!!





オマエ今、何曜日の何時だと思ってるんだ!!





と思ったそこの貴方!!






うわーーーーん、
ほんとにごめんなさーーーーい!!




この八犬伝が書けなくて書けなくて書けませんでした………!涙



そう!!
本日ご紹介するのは皆様ご存知・南総里見八犬伝 by 滝沢馬琴!


でございます!!






江戸の天才が産んだ和製SFの祖!!
(この才能に歯軋りが止まらない!!)




何となく存在は知ってるし、
何となくこの物語が後世の作家さんたちにどれほどの影響を与えたのかは知ってるけど、




ちゃんと読んだことないから詳しい話はよく知りません!爆




というわたしと同じ皆さん!!
(わたしは世界史畑の人間やねん)







わたしのてきとーきわまる作品解説で何となく知った気になりましょうwwwww





【作品紹介】
時は室町、結城合戦にて幕府軍に敗れた里見義実は安房国(現・千葉県南部)に落ち延び、そこで玉梓(たまずさ)という女性と出会う。ところがこの女(泣く子も黙る悪女!!)を、とある理由により処刑したことで恨みを買い、呪いを受ける羽目に。

曰く、里見家を末代まで呪ってやるぜ。とな。

でもって、義実さん、八房(やつふさ=飼い犬)に敵将の首を取ってきたら娘と結婚させてやるぜとか言っちゃったらなんとほんとに首を取ってきちゃってあらたいへん!

実子・伏姫(ふせひめ)は女に二言なしと八房と結婚すると言い張るのだけど、諸々かくかくしかじかあり、最終的には伏姫は自害。

彼女が死ぬ間際、体から八つの玉が飛び散った。

やがてその玉ーー仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌という八つの文字の入った玉ーーと痣をもつ八人の犬士が各所で生まれ、



とんでもなく長い(全106冊!)冒険活劇が始まるのである。




というわけで。



今回の舞台の主人公・犬塚信乃(いぬづか・しの/阿部サダヲ)は、亡き父親から授かった足利家に伝わる伝説の刀・村雨を足利成氏(あしかが・しげうじ)公に届けるための旅路につくのだが、道中、自身と同様に体に牡丹の痣を持つ八人の剣士たちに出会い………。




はい。




安房国。


………それはどこですか?笑

という先が思いやられる感じで、日本史の知識がなさすぎて、理解するのに異様に時間がかかりましてなう。


我らが倫也さんは、智の玉を持つ八犬士随一の策士・犬坂毛野(いぬさか・けの/中村倫也)役でご出演。彼は女性として育てられた
女田楽(じょでんがく=踊り子さんというか役者さんというか)なのでございます。


八犬士の皆様はこちら。

犬塚 信乃(いぬづか・しの/阿部サダヲ)
犬川 荘助(いぬかわ・そうすけ/瀬戸康史)
犬山 道節(いぬやま・どうせつ/津田寛治)
犬飼 現八(いぬかい・げんぱち/尾上寛之)
犬田 小文吾(いぬた・こぶんご/辰巳智秋)
犬江 親兵衛(いぬえ・しんべえ/太賀)
犬坂 毛野(いぬさか・けの/中村倫也)
犬村 大角(いぬむら・だいかく/近藤公園)



信乃の幼馴染でイマカノの浜路(はまじ/二階堂ふみ)に、デレデレしながら言いよる助平代官役・簸上宮六(ひがみ・きゅうろく/河原雅彦)役の方が初見からすごく輝いてて好きだなーーと思ってたら、この方が演出家の河原雅彦さんでしたか!!(倫也さんが凄く影響を受けたとおっしゃっていた!&ライチ光クラブとかの演出もやられている)



さすがだなぁーーーー。



二階堂ふみちゃんもほんと天才級に演技上手いよね!!めちゃ引き込まれるわーーー特に後半だけど。



阿部サダヲさんは、
もう言うまでもなく大好きすぎるので
コメントしない!!笑笑






さてさて、毛野さんですが、
女装に定評のある倫也さん!





和装もかわええーーーーーーー!!!!











和装もかわええーーーーー!!!!!
(だいじなことは二度言う!)



はいはい。


とゆわけでですね。






日本・犬坂毛野ちゃんのすごいところアカデミー賞発表ーーーー!!(それはなに?)







★毛野ちゃんの、ココが凄い!その①



まず、かわいいよね。それは。
公式設定にも美貌の、とあるからそれは(真顔)


この物語でいうとちょうど後半戦スタートぐらいのタイミングで出てくる御茶屋(団子屋?)の可愛い看板娘兼踊り子ちゃんこそ我らが毛野ちゃんでございます!!


男を手の内でコロコロコロコロ転がしまくって「ふふふ」と妖艶に笑う毛野ちゃん。


魔性の女………!




転がされたい!!

わかってても転がされたい!!!!!






★毛野ちゃんの、ココが凄い!その②


信乃さんたちの仲間になった後、
とある事情で乱闘になり、
みんなの闘いを見守っていた毛野ちゃん。

ところが苦戦する同士を見るに見かねて

「わたしも助太刀を!」

と言って逆手に短剣を構える毛野ちゃん!






逆手に構える短剣、エロくない?!(興奮!)
 
 


何あのエロさ!!!!!




あとつよい。




可愛いだけじゃなくて普通に武将たちに混じって闘える毛野ちゃん!!



かっこかわゆし悶えるやねんーー!!






★毛野ちゃんのココが凄い!その③




処刑寸前の荘助をみんなで助けるシーン。




赤いお召し物もかわいい!!
でもって信乃さんを素早く的確に手当てしてあげる毛野さんやさしい!!

乱戦の中、あれができるのは凄い!
くるくるひらひら。



立ち回りが美しいのであるよ………!!




必見………!!!!






★毛野ちゃんのココが凄い!その④



お尋ね者になってしまった信乃さんを、
旅芸人の一座を名乗り、
機転を利かせて賢く立ち回って、見廻りに来た陳代(じんだい)を追い払うシーン。




賢す!!




可愛くて強くて優しいだけじゃなくて頭いいとか最強かよ!!



わたし頭いい人にコロッといきがちだからなーーーえへへへへーーーーー





★毛野ちゃんのココが凄い!その⑤




仲間が全員揃ったくだりで、

「歌舞伎よろしく、皆、名乗り上げといこうか」

といっていちばんに名乗り上げをする毛野ちゃん。



さすが役者!と思わせる凄みと輝きで以下の口上。



「一等はじめに控えしは、
 正体欺く女田楽(おんなでんがく)。
 弱(やわ)な見た目と裏腹の、
 剣(けん)の捌きを侮るなかれ。
 智(ち)の玉を持つ、
 犬坂毛野(いぬさか・けの)!」



名乗り上げかっこえーー!!





そら、あの歌舞伎の人、とか言われるわよww(なかむらさんちの動画参照w)



読み方、じょでんがく、のほうが多かったのだけど(どつちも正しいっぽいけど)



耳で聞くと
おんなでんがく、っていわれたほうが意味がわかりやすいからわざとかなぁと思ったり。





まあね。



とにかくね。




いつものことだけどね。






ただただ好きしかない!!





あ、ちなみにわたしは、

まったく気合入ってないときの、
何気ない問答の声とかも好きだったなぁ。


呼び掛けられて、


「何だ?」


と作業しながら答えるとことか。


台詞がないシーンで、ぱたぱた扇子で仰いでるシーンの優雅さとか。


あと単純に立ち姿とか。



あーーー好きが溢れて止まらないwwwww






はい!



ここから先は、是非DVDでご確認くださいませ!!



コメディかと思いきや、かなりシリアスに展開していく本作!

河原雅彦さんたちが前半に「なーに飲んでんの?! なーに飲んでんの?! 飲みたいーかーら飲んでるの!」とか言ってるくだりで存分に笑っとかないと後半はガチシリアスで悲しさしかないのでご注意召されよ!!




それもまたしんみり素敵なんだけどね………






「生きるか死ぬかなんてのはその人が神様に選ばれてるかどうかだよ。決まってんだ、人の未来はーー」




毛野ちゃんの言葉ではありませんが、
なんか凄い悲しい台詞だなぁ……。





「人間こそが化け物であろう! 大義や虚栄のために戦うのは人のみだ!」





こちらも切ないなぁ。。。






「死んだらそれまでだよ。死んだ後のことまで考えようなんて、人のいちばんの弱さなんだよ」




なるほどなぁ、と思った台詞。







「生まれ変わったら必ず畜生に。人間なんて、こりごりだーーー」







リアルだけど、なんて哀しい……。






で。





本作いちばんのハイライト台詞はこちらかな。








「ーー小さな無念の物語が、本当の物語だ」






天才あらわる。


この台詞原作通りなのかなぁ。


これ、凄い素晴らしい台詞だと思う………!!!!






ほんとーに、そう思なぁ………。





としみじみ思った台詞でした。





あ。



カーテンコール、異様にノリノリな倫也さんかわいいw



とゆわけで南総里見八犬伝!!
日本人なんだから、死ぬまでに読まなきゃなぁ。と思ってた作品でしたが、
ここに来て優先度爆上がり!!な作品。


田辺誠一さんももちろん素晴らしかったし、
内田慈さんも素晴らしかったなぁーーー。。




なんか友人にも演劇やってる子がいて、
その子の影響もありますが、
昔から、役者って顔がいい人が演目に恵まれたときにたまたま輝くだけでしょと思ってたところがあったのですけど。



わたしは出版畑の人間なので、
作品の良し悪しを決定づけるのはほぼシナリオだと思ってた節があるのだけど、


でもって音楽好きなので、それを補填するのが音楽でしょと思ってた節があるのだけど、






プロットでもなく音楽でもない、
役者さんが命を吹き込む瞬間、みたいなのが門外漢なりにちょっとだけわかるようになって、



それがとても愛おしいなぁと思う昨今。





つまり、




作品を作るってやっぱり関わる人、
全員の力が必要で、



スタッフや役者さんが1人違うと、



もうそれはぜんぜん違う作品になるんだなぁって、ちょっと静かに感動したりもして。



たくさんの奇跡に巡り合えてることに、
すごく感動する毎日です。






コロナ下で、
不要不急って言葉に傷ついた方もたくさんいらっしゃると思うし(身近にもいるし)

そういうインタビューもたくさん読んだのだけど、




人の心を豊かに育てることができるのは、
この世界だけだよ、とも思って。





作品を生み出してくださる皆様に、






心からの敬意を込めて。










おわる。