私と彼が初めて出会ったのは私が住んでる田舎のキャバクラだった。


当時、私は28歳。

昼間はエステサロンで働きながら夜はキャバクラで働いていた。

28歳はキャバクラでお局さんポジション。

人から怒られるのが嫌いな私はボーイさんやオーナーに怒られたくないが理由で毎月100万以上の売上を必ず作っていた。


だから、エステのお店が忙しくて遅刻してもネイルやヘアセットしていなくても罰金も注意も何もなかった。


他の人は遅刻罰金5000円。

ネイル・ヘアセットは必ず。

暇な日は出勤調整や23時に早上げさせられたりとかなり厳しいお店だった。


彼は会社の経営者で当時25歳。

会社の従業員さんを引き連れ15人の団体様でご来店。

《うわぁー若い子達や。付きたくないなー。》

その思いは虚しくボーイさんに指示される。

ボーイ「みきさんあの団体ついて!みんなフリーだからチャンス!」

《あんな若いお客さんいらないよ。》って思いながら私はたまたま彼の隣に座った。


私「初めまして。みきです。よろしくお願いします。若いですよね。何歳ですか⁇」


彼「18歳」


私「?絶対ウソですよね⁇流石に18歳には見えないです。本当は何歳ですか⁇」と笑顔で話す。


彼「いや、本当に18や!どんだけ失礼なん。俺18歳やんな⁇」と周りの従業員に問う。


従業員「はい!18です!」


私《うわぁー。絡みにくい。何こいつ》って心で思うが顔は笑顔。


あまりやる気のない私は絡みにくい彼との話は弾むわけがなくキャバクラで大切な名詞も渡す事なく連絡先も聞かないまま席を離れた。