西安では、前日のモスクに続き、キリスト教教会にも行ってみました。
実家は仏教ですが、熱心に宗教を信仰しているわけではなく、
葬儀などで実感する程度。
そんな信仰心のない私ですが、寺院も教会も見学するのはとても好きです。
宗教建築の装飾って、本当にすごいですよね。
そんなわけで、今回は「大衆点評」で西安の観光地を探していて見つけた
「五星街天主教堂」に行ってきました。
ローカルエリアの中にポツンとあるこちらの教会、
行ってみて驚いたのは、「あれ?この道、さっきバスで通ったところだね」って・・・
反対側を見ていたのか?気が付かずに素通りしていました。
こちらがその教会です。
そんなに大きな教会ではありませんが、
外観も、とても美しい教会でした。
広場にはこんなプレートがはめられていました。
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この教会、去年300周年迎えたようです。
入り口まで行ってみると、中を解放していたので入ってみました。
中も、とても素敵でした。
椅子には、結婚式場のチャペルには決してない、
祈りの為の形をしているようでした。
初めて見ました。
西日が入って、ステンドグラスが、とても素敵に映っていました。
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モスクに比べて、中国様式は薄いのですが、
でもちゃんと、中国な部分がしっかり残っているのが、
中国の面白いところです。
こちらは、教会の中。
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教会の外観も、少し横に回ると、中国っぽい形の部分がありました。
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文化の融合、面白いです。
教会の中に入ったとき、入り口にいた方に、声をかけていただきました。
「ここは初めて?」と聞かれ、
そうだというと、「この教会は300年の歴史があるのよ」と。
後は、聞き取れませんでしたが、少し説明をしてくださり、
「ごゆっくり~」という感じで、自然に離れていかれました。
失礼ですが、中国人ではないかのような、ものすごく落ち着いた感じで、
にこやかな方で、イメージするシスターな感じの雰囲気でした。
(服装は私服だったのですが。)
これが、クリスチャンの信仰故の落ち着きなのかなと思って、
こういう信者がいる教会だから、きっと良い教会なんだろうなと思える感じでした。
※あくまでクリスチャンではない私の個人的感想です。
(でも、上海で中国人の友達から、昔、教会のクリスマス会に行ったら、
ものすごい宗教勧誘にあったという話も聞いたことがあるので、
中国人のクリスチャン全員がこういう雰囲気なわけではないのよね、きっと。)
外のイチョウの木には、なぜか、カラフルなバルーンが沢山付いていて、
ポップになっていました。
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アプリで観光地を検索していて見つけましたが、
他に観光客はいませんでした。
だから、とてもひっそりしていて、
でも、そんなに入りにくい感じもしなくて、気持ちの良い感じで。
モスクも教会も、どちらも、信仰の暖かさを感じる、良い場所でした。
スッとしたというか、体からモヤモヤが出ていくようで、落ち着きました。
西安は、お寺より、モスクと教会の方が、印象深い場所となりました。
行ったお寺が、世界遺産の大雁塔があるところだったから、
ただの観光地な感じだったからなぁ。
西安旅行の話も、ようやく終わりが見えてきました。あと少し。