一昨年亡くなった鍼の先生の、

昨年の一周忌の時、僕は、

「お前鉄砲隊入らん?」と、言われて、

神社での戦没者慰霊の、火縄銃の奉納に

参加するようになった。


火縄銃の奉納は、鍼の先生が生前

されていたのである。

鉄砲隊は、その行事の時に集まる

鍼の先生の仲間たちである。

近くに住んでいる人もいれば、

遠くから来る人もいる。

 

先生が亡くなった後も、

鉄砲隊の仲間たちが跡を継いで、

奉納を続けているのだ。


奉納は、神社の春季大祭の時と、秋季大祭の時、

年に二回行っている。