火縄銃の奉納(1)一昨年亡くなった鍼の先生の、昨年の一周忌の時、僕は、「お前鉄砲隊入らん?」と、言われて、神社での戦没者慰霊の、火縄銃の奉納に参加するようになった。火縄銃の奉納は、鍼の先生が生前されていたのである。鉄砲隊は、その行事の時に集まる鍼の先生の仲間たちである。近くに住んでいる人もいれば、遠くから来る人もいる。 先生が亡くなった後も、鉄砲隊の仲間たちが跡を継いで、奉納を続けているのだ。奉納は、神社の春季大祭の時と、秋季大祭の時、年に二回行っている。