こんにちは!
毎月更新しようと思っていたのですが、なかなか作業時間が確保できず結局4月になってしまいました。
申し訳ありませんm(_ _)m
今回の話は1話完結モノではないので、次の話は5月頭ごろには更新できるように頑張ります。
さて今回のテーマですが、なったことのある人は二度となりたくない『五十肩』です。
五十肩は整形外科的な正式名称で言うと『肩関節周囲炎』となります。
ジワジワ始まる人も、ある日突然始まる人もいますが、共通して言えることは、なってしまったら治るまでに短くとも半年、長ければ2年くらい、その症状に悩まされることになるという点です。
どうしてそんなに長期化してしまうのかは諸説あります。
まれに、ごく短期間で治ったという人もいます。
ですが僕は思うのです。
そもそも、予防していれば五十肩にはならないよね と。
あくまで僕の臨床経験での話ですが、五十肩の方の身体を診てみたら、共通点があることに気付きました。
それは、『肩甲骨まわりが異様に固く、肩甲骨が正常に動いていない』ということです。
肩関節は、人体に数多ある関節の中でも特に可動方向、可動域共に豊富な関節です。
前方挙上、側方挙上、伸展、回外、回内、水平屈曲、水平伸展
これらが肩関節の持つ運動方向です。
その動きは、肩甲骨と上腕骨の1関節のみで構成されているわけではなく、背中にある肩甲骨そのものが滑ったり回転したりすることで、実現できています。
では、肩甲骨が本来の『滑ったり回転したり』ができなくなっていたらどうなるでしょうか。
肩甲骨が止まってしまっていても、手は頭の上まで伸ばすこともできますし、背中を掻くこともできます。
肩甲骨が動かない分、肩関節がちょっと無理をして動くことで、狭くなりかけた可動域をカバーするからです。
ですが、この『ちょっと無理をして』がクセモノです。
無理が重なると、やがて破綻してくるのです。
その破綻が、肩関節周囲炎というわけですね。
なので、肩関節周囲炎の原因としての『肩甲骨まわりが固くなる』現象を阻止できれば、肩関節周囲炎にはならないと思いませんか?
事実、若いころから体を動かす習慣があり、肩甲骨周辺を柔らかくキープしている人は、肩関節周囲炎に陥ることなく、平和に暮らしています。←僕の知る限り、ですが。
ですので、次の話では、どうすれば肩甲骨周辺を柔らかい状態をキープできるのか。
そのことを説明していきたいと思います。
次の更新まで、お待ちくださいませ。