気がつけば、もう12月。
先週から気温がぐっと冷え込み、急に寒波が到来。
小雨が降る中、手足の感覚が無くなりながら、庭の手入れに向かう日々です。

月日が経過する早さって、その年その年で本当に様々。
日常生活でも、楽しければ時間は早く過ぎるし、つまらなければ、際限なく時は続く。
時間は欲しがれば欲しがる程、無くなるし、早く過ぎろ早く過ぎろと思えば思う程、時は続く。
だから楽しく人生を生きている人は身体も顔も老けないし、退屈に生きていると老け込んでしまうんだろう。

人間の時間感覚って本当にいい加減だ。

その点、自然の正確さって凄い。
地球は性懲りも無く、太陽の周りをぐるぐる回る。
結局、嘘をつかなかったり、信頼できるのは自然なのかなぁって最近ふと思う。
春のあとに冬が来る事は無いし、夏の後にはかならず空きが来る。


それに合わせて植物達も変化する。

get empty「空っぽを手に入れろ!」

気がついたら、つい2週間程前までは緑色していたモミジの盆栽が真っ赤に紅葉していた。

僕が盆栽の素晴らしさを感じるのはここだ。
たかが一鉢。それで季節の移ろい、儚さ。そして美しさ。

それを感じる文化って本当に素晴らしいと思う。

これから僕は、このモミジの紅葉を何回見れるだろう。
来年、10年後、30年後、このモミジが染まる頃、何をしているんだろう。

気持ちも身体もしゅっと引き締めて、年末、残りの期間も頑張ります!





またもや久しぶりの日記になってしまいました。

夏は冬と比べて体重が4kg程減る。

体脂肪率は10パーセントを切ってしまう。



9月に入っても、気温が高い日が続き、もう勘弁してくれ!っと思っていたら

台風が来て秋の到来。

改めて日本の気候の激しさに驚いてしまった。

僕らが、世界旅行をしたあとに友人達に良く言われていたのが、

「どこか住みたい場所や国はあった??」

っと聞かれる。

僕は日本が好きだ。特にこの気候と自然。

夏は熱帯を思わせる湿度と暑さ。

冬は冷帯を思わせる寒さと雪。

そして春と秋の、陽光の安心感。

これだけの気候の変化があるから、それに適応する植物の数も多い。

暮らすのは大変だけど、その魅力から貰える物はそれ以上だと感じている。

地震、台風。時に天地は怒り狂うけれど、それは戒め。

当たり前にしてきた人や物を、大事にしなさい。

そう神様が言っている気がする。

その中で育まれた日本の文化もやっぱり僕の心の底から流れている。


秋は気候も穏やかで、植物達は夏の暑さを過ぎてほっと一息。

そんな中、ある植物が実りの時を迎えた。

get empty「空っぽを手に入れろ!」-黄金色の稲

稲。

get empty「空っぽを手に入れろ!」-稲収穫

夏前にこのブログでも書いたが、友人の田んぼから分けてもらった苗が直径30cmの小さな睡蓮鉢の中で実りを迎えた。


根を下ろし、光に向かってまっすぐ伸びる。

強風や打ち付ける雨に倒れそうになりながらも、花が咲き実を付ける。

毎年、毎年繰り返される自然の営み。

一日一日、微妙に変化して行く、そんな植物達に色々学ばせてもらっている日々です。



お盆までの仕事をなんとか乗り切り、無事お盆休みに入る事ができました。。

キャンプがしたい。キャンプがしたい。

ずーっとその一心で仕事をしていた。

色々考えた結果、場所は山梨県早川町。

山梨県の最西部にあたる、日本一人口の少ない「町」。

将来、地方に越すという計画がある中、関東圏の過疎の町を見ておきたかった為。。

関東の地方は大抵の場所は観光地化されている、もしくは都市化されているかのどちらかが多い。

そのどちらにも当てはまらない、この早川町を予てから狙っていたのだ。


ここの町はアクセスしずらい。非常にしずらい。

南アルプスの山々に囲まれていて、谷あいの道をぐるっと周るしかない。

スーパーも一つも無い町。

僕達がキャンプした場所は野鳥公園という、エコツアーなどの自然体験を売りにしている施設で、

到着は日暮れ近くになったにも関わらず、職員の方が熱心に早川の見所などを教えてくれた。

「若い人に来てもらえる事がなにより嬉しい。」

そう職員の方は言っていた。


キャンプ。


日本のキャンプは結構変わっていて、特にこのお盆の時期などはどこのキャンプ場もキャンパーで一杯。

途中通ってきた富士五湖周辺のキャンプ場なんて、都内の人間もびっくりする程の人口密度。

アクセスもしやすく、設備も整っているのだろうけど、あれでは何の為にキャンプをしているのか本末転倒な気がする。



周囲を気にすることなく、伸び伸び羽を広げられる所。それが僕にとってのキャンプ場だ。

一箇所集中型。観光地集中型。この日本の旅行事情はどうにかならないのかなぁ。


そんな僕達のキャンプ場はとても広々していて、園内には自然観察路や、湧き水、調理場、っと素晴らしい設備。

$get empty「空っぽを手に入れろ!」-芝生のテント

get empty「空っぽを手に入れろ!」-ハイジぶらんこ

早川の魅力はなんといってもその雄大な自然。

山梨県にこんなにも美しい緑があったのだろうか、っと驚くまでの山、山、そして山。

山が深い。

雰囲気的に言うと、紀伊半島の山々に似ている気がする。

get empty「空っぽを手に入れろ!」-巨杉
get empty「空っぽを手に入れろ!」-杉の神社

急峻な山肌に囲まれた町なので、ほとんどの集落は早川の谷あいに点在している。

しかし、かつて林業が盛んに行われ、町に人が溢れ活気があった頃、

山にも人がいた。

大野原と呼ばれる、山を15分程車で登ったところにある集落は今はほとんど廃村になってしまっているゴーストタウンだ。

今まで数々の遺跡、史跡を見てきたが、ここ大野原の集落跡はその中でも匹敵するぐらい凄いインパクトを受けた。

飲み干したビンや、農耕具など生活臭がリアルなまでに残っており、鳥のさえずりと蝉の声がそれの後押しするように哀愁を漂わせている。

さびた看板。直す人がいない家々は所々壁や屋根材がはがれていて、庭には植物が進入してきている。


get empty「空っぽを手に入れろ!」-廃村3

get empty「空っぽを手に入れろ!」-廃村
get empty「空っぽを手に入れろ!」-廃村2


大体50棟ほどの小さな集落だが、昭和の山村にタイムスリップした気分になる。

木造のお世辞にも立派とは呼べない家々。しかし、コレが日本の原風景なのだろう。


ここにある家々すべてに人が生活し、笑い、涙した生活があったと想像すると、胸がきゅーっとなる。

廃村、過疎ってこういうことなんだ。

get empty「空っぽを手に入れろ!」-危険な吊り橋

人が減り、そこでの社会の輪が保てなくなるぐらいまで人が減ってしまうと、待っているのはここ大野原の様な状態。

僕たちは一人では生きていけない。

社会が必要なんだ。

そりゃ、自給自足して、仙人みたいに過ごせば、一人で生きていけるのかもしれないけれども、

僕はそんな事したくない。

食物を作る人が居て、家を直す大工が居て、商店があり、植木屋がいる。

子供の為に学校があって、遊び場もある。

それって普通じゃんっと思っていたが、本当の意味での「社会」を気づくことがいかに難しいかを思い知った。



ここ早川町には秘湯と呼ばれる温泉がいくつかあり、僕達も滞在中何箇所か浸かった。

源泉掛け流しのほのかに硫黄臭が漂う素晴らしい温泉。

このほかにも、巨木の森があったり、昔の宿場町が保存されているエリアなど、なかなか見所が豊富な早川町。

こんな魅力的な場所なのに、人が集まらない。

人が減る→仕事が減る→人が減る

の悪循環に完全に陥っている。

きっとこの様な町や村が日本にはあふれているのだろう。



僕は住む場所ならば人が少なけりゃ少ないだけ良いと思っていた。

その確信にも近かった、自分の考えに今回風穴を開ける事が出来たのは大きな収穫だ。

素朴な人、大きな自然、温もりの温泉。

早川町。僕たちの行きつけの町になりそうです。