一昨日の夕方に、
『居た場所』を読み終わったのですが、
なんか終わり方がよう分からんのですキョロキョロ



この本は、
一昨日読んだ『居た場所』と、
あと2作品と計3作品が収められてます。


さてネタバレです。


終わり方以外にも、
はっきり書かれて無いことが幾つかあって、
主人公の男性の仕事は、
家族で作業する場面が、
最初に出てくるのですが、
蒸気でガラスが白くなってる、
とか、
微生物に助けて貰ってる、
(発酵食品か?)
とか書いてあるのに、
何か書かれて無いショボーン

作業を見学に来ていた女性と、
結婚して、
以前彼女が暮らしていた場所に、
2人でいくのですが、
中国っぽいのに、
国名も都市名も書かれて無い。

一般的に小説はフィクションだから、
例え住んでる場所や仕事が書いてあっても、
読んでる人は、
本当にその主人公が、
そこに居るとは思わないけれど、
でもイメージはしやすいね。

ところが、
結婚した彼女が、
暮らしていた場所にいく目的は、
パソコンで見た暮らしていた場所の地図が、
白紙になっているのが気になって、
今はどうなってるか確認して、
自分でその場所の地図を作る。

というものなんです。

小説そのものは、
曖昧な書き方なのに、
物語の中では、
曖昧なのが気になって確かめに行く、
という話なんですね。

読んでる途中も、
読み終わってからも、
気持ちが落ち着かないのです。

これは意図的だとは思うのですが、
書いている時はどうだったのかな?


1日考えて、
ここまで辿り着きました。

自分で一生懸命書いた地図、
お店や建物も詳細に書き込み、
彼女は凄く満足しているのに、
主人公の男性はそれを見て、
全く分からないと心の中で呟きます。

本当に確かな物って、
何も無いのかも知れない、
そんな風に思いました。

このブログ書いてるうちに、
頭の中がまとまってきました。

やっとスッキリしました爆笑


あと2作品、
また読みますウインク