すぐそばにあるオリンピックスタジアム。
メキシコオリンピックは、何年前でしたっけ？
微かに覚えています。
高地にあるので、マラソン選手が低酸素に備えて練習したとか？
正面に飾られているのは、ディエゴ・リヴェラの壁画。
フリーダ・カーロの超浮気な夫の作品です。
朝の大学構内。
気持ちの良い散歩です。
シケイロスの『手と鉛筆』
左側の数字は、メキシコにとって重要な年を表しているそうです。
1520年：アステカ帝国滅亡。
1820年：スペインからの独立戦争が始まる。
1857年：自主憲法制定。
1910年：独立革命が始まる。
そうすると、気になるのが、
19ⅩⅩ年。何を表そうとしたのか？
或いは、何が来るのを期待していたのか？
大学図書館です。
四面の壁がモザイク画で装飾されています。
南側はスペイン植民地時代の圧政を表しているそうです。
本館にも壁画がありました。
メキシコの壁画運動は、
1920年から1930年にかけて、独立革命の意義や民族意識の高揚のために起こったそうです。
その意義も込めてでしょうか、世界遺産に登録されたそうです。
広いキャンパス。
東側の壁です。
大陽と月、宇宙、科学、政治がテーマだそうです。
VIVA LA REVOLUCION
革命万歳
TIERRA Y LIBERTAD
大地と自由
北側の壁のテーマはアステカ文明
鷲が蛇を咥えてサボテンに降り立ったところをアステカの都にしたという伝説は、
色々な機会に聞きました。
(黄色の枠は私が描いたものです)
月の中のウサギの伝説がメキシコにもあるそうです。
ケツァルコアトル神が人間の形をして旅をしていて、空腹と疲れで死にそうだったとき、ウサギが自分を食べ物として差し出したことに感じ入り、月の光のなかにウサギを上げたというものです。
こんな所で学生時代を過ごせたら、見も心も頭も成長できそうですね。