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配達員のブログ

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みなさんは「飛地(とびち)」という言葉をご存知でしょうか?
検索していただいたら容易に理解できるので詳しくは説明しませんが、
わたくしが住んでいるところで説明いたしますと、
周りは鶴見区なのに、ぽつんと東大阪市が入っているような場所のことです。
まぁ、もっと世間常識的な「飛地」は、もっと複雑でありますので、
わたくしが話す飛地はジャブ程度の「飛地」とお考えください。
その飛地に行くのに何時間もかかるわけではありませんが、
配達の流れ的に、または時間的に、経費的に、距離的に考えると、
実に七面倒くさいことなのは確かです。
実際大回りして開かずの踏み切りを2度通り、運が悪いと往復30分くらいはかかります。
30分あれば10件は配達できます。


前置きが長くなりましたが、本日のありがたき、実にありがたきお客様は
その「飛地」にお住まいになられているお客様の話です。
昼間にはたいていお留守でいらっしゃいますので、
仕方なしに不在通知表を投函するわけですが、
これが必ずといっていいほど再配達のご連絡をされてきます。
つまり1日二回も「飛地」に行くわけです。
これでは実に、経費的にも(赤です!)、時間的にも割りにあいません。
そこで夜の時間帯を狙って行くのですが、
18時から20時くらいまでというのは、いわゆる配達のピークでありまして、
どうしても七面倒くさい「飛地」は後回しになってしまいます。
そんなこんなで本日20時50分ごろにそのお宅にうかがった時のありがたいお言葉です。

わたくし:宅配便です。遅くに申し訳ございません。
客旦那:何時やと思ってるねん!
わたくし:申し訳ございません!ただお荷物は21時まで指定になっておりますので、
     お持ちいたしました。
客旦那:うちには小さい子供がおるんや!こんな時間に来てもらったら困る!帰れ!
わたくし:ではお昼間とかご在宅でしょうか?
客旦那:おる。嫁がおるから昼に来い!
(結局、荷物は受け取ってもらえず帰社)

ありがたい!!!実にありがたいお言葉です!!!
お客様に商品をご購入いただき、それをわたくしが飛地まで配達させていただける!
そしてわたくしはご飯を食べられるのです!

この旦那様は昼間、嫁さんの在宅率が低いことをご存知ないのでしょうか?
(まあ在宅していても防犯上、でない方もいらっしゃるので一概には言えませんが)
小さい子供がおるって・・・アニメでもご覧になっているのでしょうか、奥の部屋で
テンションあがって大声で唄っていらっしゃいますが?
そして何より、自分が配達上、実に七面倒くさい場所に住まれていることを
理解されているのでしょうか?

簡単なことは糞忙しい18時から20時くらいの時間帯に、
10件は配達できる時間を犠牲にして、そのお客様のためだけに配達するのがベストです。
わたくしは何度も言いますが、時給でお給料をいただいておりません。
その10件を犠牲にして飛地まで赴き、獲られる給料は100円程度です。

ありがたい!お客様あってのわたくしです!

きっと17時には仕事が終わり、帰宅し、夕食を食べ、お風呂にも入り
テレビでも見ながらのんびりと家族団らんを過ごされていた20時50分ごろ、
朝6時に起きて、メール便を配達し、仕事に追われ14時ごろ、車の中でコンビニ弁当を頬張り、
30分と休憩できず、この時間までぶっとおしで仕事をしてきた人間に対するお言葉が、

「こんな時間に来てもらったら困る!帰れ!」


ありがたい!!!お客様あってのわたくしです!!!お客様は神様です!!!