もっとも影響を受けた作家の一人である沢木 耕太郎さんの30年以上前の作品である『人の砂漠』が映画化されたとのことで、DVDを借りてきてみました。
高校時代に『人の砂漠』『若き実力者たち』『敗れざる者たち』『テロルの決算』『一瞬の夏』でなどの作品を夢中で読んだ記憶がよみがえりました。
今回の映画は東京芸大の学生が製作に関わっていて時代は変わっても人間は変わるものじゃないなと思います。『人の砂漠』はほんとうにあった一般人のすごい生き様が描かれて当時受けた衝撃からルポライターになりたいと思ったこともありました。
一体のミイラと英語まじりの奇妙なノートを残して、ひとりの老女が餓死した―老女の隠された過去を追って、人の生き方を見つめた「おばあさんが死んだ」、元売春婦たちの養護施設に取材した「棄てられた女たちのユートピア」等のルポルタージュ全8編。映画ではそのうちの4編が取り上げれていました。
誰も知られない人生がたくさんあってそこにはそれぞれの物語があり、人間ってなんだろうとそのとき思ったヒトというものへの興味が今もまだまだ続いています。
数年前沢木さんご本人とお会いしたとき、どんなに影響を受けたかというその思いがほんとうに思っていた10分の1位しか伝えられなかったのを思い出しました。
