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ブランシャール マクロ経済学〈上〉/東洋経済新報社
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日本銀行が金融緩和政策をとることを決め、中央銀行総裁が物価目標に対してコミットメントしたとします。この時、期待インフレ率が上昇し、名目金利が下落します。名目金利が下落するは日本銀行が当期に発行される国債を全て買い取ることで国債に対する需要が増加するからです。名目金利が下落するということはLM曲線は下にシフトすると考えられます。物価目標にコミットメントしているということは市場は完全に予測しているというところまではいかないにしてもほぼ日本銀行が金融緩和するということを予測しています。したがって、名目金利が下がり、期待インフレ率が上昇して現在の債務負担と将来の債務負担が軽減し、産出量が増え、利潤が増加し、配当が増えます。こうすると株価が上昇し含み益が拡大し消費が増えます。これはIS/LM分析上で均衡点が右に移動することからもわかります。


IS曲線は実質金利が下がると、実物投資(設備投資、在庫投資)が増加する、また実質金利が上がると実物投資が減少するという関係を関数で表現したものです。同様に、LM曲線は名目金利が下がると、貸出によるリターンが減少する、また名目金利が上がると貸出によるリターンが増加するという関係を関数で表現したものです。


実物投資や貸出によるリターンは産出量の一部であり、より金利の影響を把握しやすくするための具体例

として提示しました。