中村鐡太郎氏の詩集
『ポンパドゥール』
(書肆山田2011)
を読みました
すばらしいものです
感嘆とともに
ひとまず一度
読み終えました
ギリシアの光と
源氏物語じみた古色
西脇順三郎風の元素的詩と
きみょうな官能
小気味よいリズムと哲学的省察
漱石の漢詩風の調子もあれば
シェイクスピアの饒舌もあり
乾燥しているようでもあれば
潤っているようでもあり
ヨーロッパの香りもあれば
アジアの熱もあり
ブッキッシュでありながら
ペダンティックではなく
小川国夫風の叙事詩でもあれば
随筆のようなせせらぎでもある
ユーモラスな性愛の描写もあれば
死や生誕の厳かな調子もあり
というところでしょうか
それではまた
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水曜に行ったら
詩人の平出隆さんが
奥さまと一緒に
いらしていました
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/mori/index.html
平出さんは私のことを覚えていらっしゃるはずもない
平出さんが『ベルリンの瞬間』(集英社)を出版された頃
私はあるイヴェントに出かけてそこで平出さんに同書に
サインしていただいたのだった
これはまた何と美しい装丁であること
ドラマ版『鈴木先生』
第一回オンエアを見ました
いろいろ考えさせられました
http://www.tv-tokyo.co.jp/suzukisensei/
教育と哲学は
密接している
のかもしれない
という気がしました
日本版
サンデル教授
という気もしました
『鈴木先生』のブレイクの方が
サンデル教授のそれより早かった
のですが
原作コミックも読もう
と思いました