弊社は今月で第3期を迎える事が出来た。
お世話になった皆様、誠にありがとうございます。


そして、私にとって待ちに待ったスタートライン。
2期分の黒字決算は、不動産会社の資金調達の上で非常に重要だと考えているからだ。


今から7年前の夏、私は不動産会社向けの融資営業をしていた。
この数ヶ月前に経営陣から不動産会社特化の融資営業チームを作るという内示に飛び乗った。

それまで一般事業法人向けの融資営業をしていたのだが、顧客に不動産会社が数社あったため、不動産売買の資金調達に触れる機会があった。
不動産ビジネスの面白さを知ったのもこの頃だ。
そして、不動産価格が底を打ったという事は肌で、数字で感じている。
数年後、このチームが業績を上げることは当然だと考えた上での異動だった。

チーム発足間もない頃、仕入は初めてという不動産会社社長から融資依頼があった。
年は30代の元銀行員。売買は不得意だが、金融マンとしてこのタイミングで転売への参入は意味深いと考えたらしい。

この社長、本当に不動産売買は未経験で、骨の折れる顧客となった。
売主側仲介と物件資料のやり取りは日常で、司法書士は勿論の事、分筆のために土地家屋調査士の手配などが業務範囲となった。

数ヵ月後、その1件目で大幅な転売益を得たのを皮切りに、上昇トレンドを捉え、優秀な従業員を次々と採用、業績は急上昇した。

このような不動産会社の成功を多数目の当たりにすることになる。

私はこの時、こう考えた。
「やはり不動産ビジネスは面白い。しかし今回は間に合わない。起業の準備も出来ていない。次のマーケットが底を打った時、会社勤めの貸し手側では無く、独立した借り手、プレイヤーとして勝負したい。
資金調達をするには3期分、最低でも2期分の黒字決算が必要だ。これからは経営を学び実績を積み、次のタイミングに間に合わせて起業しよう。」


2年前よく耳にした倒置法。
「よく起業しましたね。このタイミングで。」

全てはこのタイミングを捉えるため。


トランスリアル 長谷川