なんで・・・ | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

激辛アセスメント講師 北村美由起です

 

朝、行って来ますと出かけた我が子が

永遠に戻ってこないなんて・・・

 

雪崩に巻き込まれた高校生


そのご家族、友人、すべての人が

考えもしなかった悲しみのどん底に突き落とされました

 

元気に出かけて行ったのに

TVを見るたびに流れる映像に

涙があふれてきます

 

もしかしたら

こんな吹雪でやりたくないといえば

根性が無い

雪山はもっとつらいんだぞと

そんな事を言われるのかもしれません

 

登山部として出かける以上
多少の寒さや困難はつきものだと思うのでしょう

 

でも、その困難が死に至る事になってしまいました

自分が親だったら

 

迎えに行ったわが子が冷たくなっていたら

どこに怒りをぶつけていいやら


保護者のTVで見る冷静な対応に頭が下がります

 

当日の朝に実行するかどうかなど

担当者一人で決められるものではありません

 

朝の状況を教頭に連絡し

天候、ニュース、生徒の健康状態を報告します

 

教頭は状況を学校長へ、

学校長が関係する管理者に連絡し

そして「続行」が決まるのが学校のやり方です

ですから

学校は責任はどこにあるかがはっきりとわかります

 

もし報告が無かったのなら

「報告をしなさいと命令を出していないのです」

報連相がルール化されていないから

相談や報告が来なかったのでは無いでしょうか

 

コミュニケーションの頻度、密度が

大きな影響を及ぼします

 

学校は年齢が高くなればなるほど

学校の準備や危機管理予測は大雑把になります

自分で出来る事が多くなるからです

 

しかし、決定は自分では出来ません
 

決定できる権限のある人の

判断力が求められるのだと思います

 

今回の事故は

どうしても大人の判断の甘さと

縦横の連携の悪さが気になりました

二度と同じことを繰り返してはいけない

報連相のルール化の徹底が求められると思います