妄想するなかれ
【妄想するなかれ】 「八方睨みの龍」の天井画で有名な京都の天龍寺のお堂に書いてある言葉です お堂の中のどの位置から見ても天井の龍が自分の方を見ている、という不思議な絵ですので一度は見ていただきたいですね 「想像」「空想」「妄想」、3つの中で「想像」と「空想」はしても構いませんが「妄想」はしてはいけません 本来「妄想」とは現実から遊離した状態を病的な判断で確信することでありいわゆる ビョーキ です「妄想」はその人の頭の中では現実なのです 「どうしよう、〇〇さんとのH妄想しちゃった!」などという言い回しをよく聞きますが正しくは「淫らな空想or想像」であって「妄想」ではありません 「空想癖」はあっても「妄想癖」は存在しません でも、ちょっと待ってくださいね今あなたが現実だと思っていることひょっとしたら「妄想」かもしれません お堂の龍に見つめられながら自分の足元を確かめる私でした