義務教育期間中に県外への転校経験がある人は、実体験からイメージしやすいと思うのですが、教育は世代、家庭環境や学校の特性から生じる「差」以外にも、地域による「違い」があります。
各都道府県の教育委員会のHPだけを見ても、その取り組みの「差」は大きく感じられます。
教育に携わる仕事をしている人間にとっては、「都道府県によって高校入試のシステムにかなり違いがある」というのはよく知られていることですが、これは意外に驚かれる方、戸惑われる方が多いことです。
大学入試等は、システムがかわる度に大きなニュースとなりますが(たとえば、最近ではセンター試験が難易度別になるというニュースがありました)、地方の高等学校の入試は、志願者数の増減がニュースとしてはとりあげられる程度ではないでしょうか。
入試制度は、それに伴う教育環境を大きく変化させますから、実はとても重要なことなのですけれど。
地域差を大きく感じさせるニュースとしては、なんと言っても「全国学力・学習状況調査」の結果である各都道府県の順位があげられます。
やはり、自分のいる地域の順位は気になりますよね。
順位の低い県で教育を受けていると、なんとなく我が子が損をしているような気持ちにまでなってしまいます。
上位の地域の教育を参考にして、全国的な平均をぜひ押し上げてほしいものだと思いますし、他地域の教育を見ることで、自分の地域の良さも再発見できると思うのです。
「良さの再発見」からくる「自信」を見つけ、伸ばしていくことはとても大切です。
また最近は、私立・公立の中高一貫校も多くなってきていますが、これも該当する世代にお子様がいらっしゃる保護者の方以外はあまり知られていないことのようです。
私立校の特色差は当然のことですが、公立校も都道府県によって、中高一貫校のあり方・求められている方向性がかなり違うように見受けられます。
保護者の方が教育にかけるお金ばかりが「教育格差」としてニュースなどでは取り上げられていますが、それだけでなく「情報力の差」もお子様の教育環境を左右すると言っても過言ではないと思います。
例えば、教育にかかるお金の問題にしても、最近はさまざまな制度があり、変化もしていますので、自分の子どもの場合はどうなのか、高校・大学でどういう免除・控除・奨学金が該当するのか、それを保護者の方が知っているかどうかで、教育の機会が大きく異なってくるかも知れません。
ぜひ、遠慮せずに学校や塾の先生から情報収集してみてください。インターネット上にもたくさんの情報があります。
話は変わりますが、
先日、友人知人との合同作品展(趣味のこじんまりとしたものですが)を東京・福岡で開催しました。
その御縁をつかって、ついでに、各地方にお住まいの方から教育の話や、教育について関心のあることをリサーチしてみたところ、みなさま「世代格差」については、お子様がいるいないに関わらず感じていらっしゃるし、教育媒体・教材のデジタル化にも関心が等しく高かったのですが、それぞれの地域や学校毎に「大きな違い」があるというのはあまり認識されていないようでした。
ただ、義務教育期間中に転校した経験のある人、お子様を転校させた人、国際結婚をした人は、教育の地域格差(国際格差)の話題にとても敏感でした。
特に義務教育期間というのは、その年代に受けておくべき教育というものが明確にあります。
地域。学校、家庭が一体となって、未来を担う子どもたちの教育をしやすい環境と情報を揃えていくこと、それが保護者や周囲の負担ではなく、楽しみとなるようなシステムがたくさんあればいいのになぁと思います。
各都道府県の教育委員会のHPだけを見ても、その取り組みの「差」は大きく感じられます。
教育に携わる仕事をしている人間にとっては、「都道府県によって高校入試のシステムにかなり違いがある」というのはよく知られていることですが、これは意外に驚かれる方、戸惑われる方が多いことです。
大学入試等は、システムがかわる度に大きなニュースとなりますが(たとえば、最近ではセンター試験が難易度別になるというニュースがありました)、地方の高等学校の入試は、志願者数の増減がニュースとしてはとりあげられる程度ではないでしょうか。
入試制度は、それに伴う教育環境を大きく変化させますから、実はとても重要なことなのですけれど。
地域差を大きく感じさせるニュースとしては、なんと言っても「全国学力・学習状況調査」の結果である各都道府県の順位があげられます。
やはり、自分のいる地域の順位は気になりますよね。
順位の低い県で教育を受けていると、なんとなく我が子が損をしているような気持ちにまでなってしまいます。
上位の地域の教育を参考にして、全国的な平均をぜひ押し上げてほしいものだと思いますし、他地域の教育を見ることで、自分の地域の良さも再発見できると思うのです。
「良さの再発見」からくる「自信」を見つけ、伸ばしていくことはとても大切です。
また最近は、私立・公立の中高一貫校も多くなってきていますが、これも該当する世代にお子様がいらっしゃる保護者の方以外はあまり知られていないことのようです。
私立校の特色差は当然のことですが、公立校も都道府県によって、中高一貫校のあり方・求められている方向性がかなり違うように見受けられます。
保護者の方が教育にかけるお金ばかりが「教育格差」としてニュースなどでは取り上げられていますが、それだけでなく「情報力の差」もお子様の教育環境を左右すると言っても過言ではないと思います。
例えば、教育にかかるお金の問題にしても、最近はさまざまな制度があり、変化もしていますので、自分の子どもの場合はどうなのか、高校・大学でどういう免除・控除・奨学金が該当するのか、それを保護者の方が知っているかどうかで、教育の機会が大きく異なってくるかも知れません。
ぜひ、遠慮せずに学校や塾の先生から情報収集してみてください。インターネット上にもたくさんの情報があります。
話は変わりますが、
先日、友人知人との合同作品展(趣味のこじんまりとしたものですが)を東京・福岡で開催しました。
その御縁をつかって、ついでに、各地方にお住まいの方から教育の話や、教育について関心のあることをリサーチしてみたところ、みなさま「世代格差」については、お子様がいるいないに関わらず感じていらっしゃるし、教育媒体・教材のデジタル化にも関心が等しく高かったのですが、それぞれの地域や学校毎に「大きな違い」があるというのはあまり認識されていないようでした。
ただ、義務教育期間中に転校した経験のある人、お子様を転校させた人、国際結婚をした人は、教育の地域格差(国際格差)の話題にとても敏感でした。
特に義務教育期間というのは、その年代に受けておくべき教育というものが明確にあります。
地域。学校、家庭が一体となって、未来を担う子どもたちの教育をしやすい環境と情報を揃えていくこと、それが保護者や周囲の負担ではなく、楽しみとなるようなシステムがたくさんあればいいのになぁと思います。