黒斗ヒロシ@朝活通勤勉強です。

こんばんは。

4月10日のブックカフェで紹介した本をご紹介します。

2冊目は、この本です。

笑って死ねる病院 (ワニブックスPLUS新書)
テレビ金沢 編
ワニブックス
売り上げランキング: 157307


この本は、会社で推薦図書として読むように言われた本です。

今の医療制度では、死を宣告された末期の患者を入院させてくれる病院は少ないです。
なぜか。入院期間が長くなれば長くなるほど、病院としては、儲からないからです。

確かに、病院も経営を成り立たせるためには、患者を選択することも仕方がないことでしょう。

でも、この本の石川県にある「城北病院」では、そのような患者を拒むことなく受け入れられています。それも、差額ベット代なしです。通常、個室に入院すれば、大部屋との差額が発生します。しかし、この病院では、その差額を取らないのです。

それだけではなく、患者さんの苦痛を和らげるため、少しでも笑顔でいられるためであったら、ある意味では何でもしてくれます。この本で紹介されているのは、ほとんど動けない患者を自宅に帰らせてあげたり、娘の結婚式に出席させてあげたりするのです。
当然、看護師、医師などの付き添い付きでです。
本来であれば、病院が手薄になるはずですが、それは、当直明けなどの職員がボランティアでされているのです。

本当に、職員全員が、患者がどうすれば、笑顔でいられるかを常に考えている病院なのです。

私も、一部、電車の中で読んだのですが、涙をこらえるのが大変でした。
ですので、最後の方は、自宅で涙を流しながら読みました。

今は、家族にも読むように言っています。

オススメです。