北海道新幹線をご存じだろうか?

新青森ー新函館北斗運行する2016年に開業した新幹線でjr北海道が運営しており、東北新幹線と直通しており東京から1本で行ける。

元々津軽海峡線の特急が運行していた区間だが

新幹線の開業によりすべて特急列車は廃止された。

廃止されたことにより、函館駅に乗り入れなくなり不便になった。おおよその運行経路を比べてみよう。

特急時代

青森ー蟹田(乗務員交代)ー(中小国信号場)ー津軽今別ー木古内ー函館

経由路線

・津軽線(青森ー中小国信号場)

・海峡線(中小国信号場ー木古内)

・江差線(木古内ー五稜郭)

・函館本線(五稜郭ー函館)

なお江差線は現在の道南いさりび鉄道である。

貨物列車は現在もこの経路で運行している

新幹線

新青森ー奥津軽いまべつ(旧津軽今別)ー木古内ー新函館北斗


まず特急時代と比べて主に変わったことを挙げてこう


 ・青森や函館などの主要駅に直通出来なくなった

駅の立地上どうしても新駅を作らざるを得なかった。

青森・函館駅は港に面している

海峡線が出来る前は青函連絡船を使っていたため港に面するように作っていたのが理由である。

つまり新幹線を直線にするためにはずらす必要が生じる

それに札幌(旭川)まで伸ばす前提で作ってるために新駅を作らざるを得なかったのだ

  ・奥津軽いまべつ、函館駅で利用者が伸びた


実際に比較をしてみよう

いずれも2014→2019で比較している

青森    5677人→5373人

新青森   ※jr北のデータがないので不明

蟹田    206人→143人

津軽今別  1人→26人 ※26倍!

木古内   214人→112人

新函館北斗 62人→1492人

函館    3004人→3189人

※木古内はいさりび線含む

※青森は青い森線含まない

新函館北斗は函館駅に変わる駅なので増えてて当然だと思うが津軽今別が増えているのが驚きである

なによりも驚いたのは今回の議題の函館駅が増えていることである。

はこだてライナーや新幹線の直通性(東京方面と)や速達性などのおかげだと思われる。

 函館乗り入れさせる必要性は?

今みてもらったデータのように利用者が増えているので必要ないと思われるかもしれない

しかし函館北斗ー函館の距離は16kmもあり

所要時間は最速15分である。

普通列車で15分揺られるなら空港からバスで揺られるのと大差はない。それのせいで鉄道輸送割合が減っていると思われる。

そこで提案するのが新幹線の函館乗り入れである。

なにより札幌延伸が2038年に伸びた以上赤字の現状維持でいるわけにはいかない。

 TODAY'S
 
どのように?そして費用負担は?


そもそも特急北斗があるんだから改軌できないだろという意見があるかもしれない

なので私が提案するのは3線軌条にすること。
三線軌条にすれば特急列車や普通列車(気動車運行)には影響が出ない。
もう新函館北斗ー函館は電化しているので交流25000Vに変えればよい。
chatgptにかかる費用についてまとめてもらった
負担会社はこちらで追加。

【1】三線軌条化工事

目的:新幹線用の標準軌(1435mm)を既存の狭軌(1067mm)に追加

  • 区間:約18km

  • 費用目安:180〜270億円

  • 負担は自治体と北海道


【2】電化方式の昇圧(1500V→25,000V)

目的:在来線の交流電圧を新幹線仕様に統一

  • 架線、変電所、絶縁強化など

  • 費用目安:40〜90億円

  • 負担はjr北海道


【3】保安装置・信号システムの改修

目的:新幹線用のATC(自動列車制御)や通信方式へ対応

  • 信号改修、CTC更新、列車無線対応など

  • 費用目安:20〜40億円

  • 負担は自治体。施行などはjr東日本


【4】ホーム・駅施設の改修

目的:新幹線車両の長編成・高さ・扉位置に対応

  • 函館駅:ホーム嵩上げ・延長・安全設備

  • 新函館北斗駅:接続動線の変更(必要に応じて)

  • 費用目安:10〜30億円

  • 自治体負担


【5】車両基地・保守設備の対応

目的:新幹線車両の点検・整備拠点の対応

  • 検修施設の建設または改修、転線設備など

  • 費用目安:数億〜数十億円(既存施設流用の可否による)

  • 自治体負担


【合計見込み】

最小見積もり最大見積もり
300億円600億円以上


では利用者数はどのくらい増えるか?
所要時間が近い?博多を元に比べてみようと思う

  • 博多:人口160万人、空港利用2,000万人、新幹線1,600万人




  • 函館:人口24万人(=博多の約15%)、空港利用70万人(=約3.5%)




→ 博多の新幹線需要(1,600万人)を比率で按分


→ 函館では 15% × 1,600万人 ≒ 240万人 が理論上限


このうち実際に「新幹線直通で増える」と考えられるのは約1〜2割程度

しかし所要時間は函館のが短いし空港も函館のが遠いので、

  • 年間増加:最大約48万人




  • 1日あたり:48万人 ÷ 365 ≒ 約1,315人


となる。

 デメリットは?

新函館北斗ー函館間で函館ライナーを普通列車として利用者してた人が運行本数が減り不便になることである。
この問題はバスの運行本数増加などで対応することがベストと思われる。

まとめ

かかる費用は300億程度
増加する利用者数は1500人程度