症例 (左膝関節挫傷)
大学2年生、男性、競技(アイスホッケー)、受傷機転はプレー中にジャンプして着地時に膝屈曲したまま膝上部を氷上に打ちつけ受傷、受傷時より左膝上部(内側広筋とパテラ上部)から左膝内側部にかけて激しい疼痛が出現。
受傷2日後
身体所見
炎症所見:腫脹(+)、発赤(+)、熱感(+)
ROM:膝伸展・屈曲制限著明(軽度屈曲位より動かせない)
痛み:圧痛(+)、運動時痛(+)、荷重時痛(+)
整形外科的検査:筋スパズムが強く検査できず
処置の流れ
①ROM制限因子は挫傷による筋スパズムと考え→アイシングをしながらROM訓練(他動的運動)
②最大伸展・最大屈曲は疼痛が激しい→アイシングをしながらROM訓練(自動介助運動)
③ROMの改善がみられたが腫脹が強い→患部にリンパテーピング
④内側広筋が機能不全を起こしている可能性があり膝関節の内側方向に動揺性がみられたた
→テーピング(膝の外反制限とパテラの安定)
⑤ROM訓練・アイシング、バンテージでの圧迫法の指導
この時点で2日後に大事な試合があり、この選手はチームの中心選手のため通常よりも積極的な処置&リハビリをしました。
試合ガンバレ

プロ野球選手、第一線で活躍してる