区分所有法の第44条では、区分所有者の承諾を得て専有部分を占有する者は、会議の目的たる事項につき利害関係を有する場合には、集会に出席して意見を述べることができるとされています。これは、分譲マンションの管理に関して、管理組合の意思決定が賃借人等占有者の権利に影響が及ぶ場合に、それに対する意見を述べるための機会を設けたものです。管理組合としては、この権利を把握しておき、占有居住者も含めたマンション全体としての合意形成のしやすさにも配慮しながら、管理の方向性を定める必要があります。

今年の北海道は、例年になく5月から暑さが続いています。トレイルランをしていると熱がこもるのを嫌い、半袖短パンで清々しい風を感じながら疾走したくなりますが、6月からは虫や動物と遭遇する可能性が高まってきます。実際に既に蜂に会う機会が増えていて、自分も5・6月だけでも何度もランニング動作を中止して回避しています。自分は蜂対策として、暑くは感じるものの長袖インナーやスパッツで体を覆う部分を確保する、濃い色彩の服装より淡いものとして刺激を避ける、香水や整髪料など匂いの強いものは使用しないなどを心掛けています。また、実際に遭遇したら、直ちに激しい動きはやめ、身を低くしてゆっくりと回避するようにしています。間違っても手で払うことや大声で騒いでしまう、早い動きで逃げようとするなど刺激となる行動はしないほうが得策だと思います。

マンション管理組合の管理は、近年の設備多様化などによる維持管理の複雑化や建物の高経年による修繕箇所の増大、そして組合員の高齢化等による役員のなり手不足などの要因から、その管理を専門職である管理会社に委託して行っているケースが多くなっています。もちろん自主管理として、自分たちのマンションを適切に維持していこうという気概を持って、役員さんをはじめとする組合内部のご尽力で管理運営しているところもありますが、先記にもある通り、高齢化や高経年化は維持管理に影響を与えてきています。そこで、標準管理規約にも示されている方法として専門委員会を設けるという方法があります。これは、理事会の責任と権限の範囲内において、特定の課題を調査・検討させるものです。大規模修繕等だけにこだわらず、少しでも管理に係る負担を分散し、また多くの知恵を集めるという点でも様々な分野で活用していただきたい手法だと思います。

トレイルランニングをやっていると、ひざやふともも、ふくらはぎなどにカラフルなテーピングをしている選手をよく見かけます。これらは、筋肉と同様な伸縮性を持つキネシオロジーテープと言われるものを施しているわけですが、旧来からの非収縮のテープで怪我をしている部位や不安箇所の保護・固定をするという概念とは少し異なり、筋疲労の抑制やパフォーマンスの維持を求めて使用することが多いように感じます。トレラン大会などでは、ファッションとしても様々なデザインのものがあり、色も多種類出ていますが、効能を十分に発揮するには正しい貼り方というものも調べてみるのが良いと思います。代表的なところでは、キネシオテーピング協会がホームページを通じて、自然療法として治癒力を補う形で様々な使い方を紹介してくれています。一読されてみるのはいかがでしょうか。

走るという動作を思い浮かべたとき、つい注目してしまうのが脚の運びや回転といった脚の動作だと思います。しかし距離を問わず、重要な項目の一つに体幹の安定があると思います。特にランニングを継続して長時間行うマラソンやトレイルランニングでは、持久力も関係してくることからフォームが安定しつつも適度に脱力ができる体幹部の強さが求められると思います。また、それに加えお尻のように大きい筋肉を有効に使えるよう、大臀筋や中臀筋に力を加える意識は有効だと思います。脚先の動きに捉われすぎず、大臀筋・中臀筋、そして大腿部、広背筋、股関節など、体全体を使う意識は練習のアクセントにもなるように思います。