コーン
シー・ユー・オン・ジ・アザー・サイド(期間限定)(CCCD)

2005年によく聴いた10枚のうちの1枚に選んだKORN 7枚目の新作ですが、このCDを購入したのは12月の半ばくらいなので、正確にはこれからよく聴く予定のCDです。


CDショップで最初に見た時の印象は「こんな薄気味の悪いジャケットのCDは買わないけど(笑)せっかく試聴機に入ってるんだから聴いてみるか・・・」
で、試聴した一曲目が何か今までのKORNと違う?あの各楽器の音が際立った硬い音質ではなく、どこか冷ややかなグルーヴ感が心地よい感じ。
それにしても、このジャケット画・・・。KORNはファーストアルバムでも幼女誘拐を暗示するような写真を使ってるけど、どうして子供なの?彼らは一体何がやりたい(言いたい)の?そんなことも気になって、迷った末にとうとう買ってしまった一枚でした。


今までのKORNと違う一番の要因は、ギターがひとり抜けメンバーが5人から4人になっていたんですね。あとプロデューサーも変わったとか。
わたしは今までのKORNの曲を全部聴いていたわけではなく、ファーストと6枚目の後に出て購入したベストアルバムがiPod-miniに入っているだけです。
iTunesのジャンル表示はファーストがオルタナで、ベストがメタル。でも同じジャンルの曲とシャッフルして聴いてもKORNの曲はイントロだけですぐそれと分かる。なぜ分かるかというと、特徴的なベースの弦のアタック音がビンビン入っているからでした。ファンク~フュージョン系のベースではよくあるけど、弾いてるというより弦を叩いてる感じです。
自分で下手なベースを弾いてる時は、わたしの意志とは関係なく出てしまうアタック音が嫌で、出さないよう苦心したものですが、これだけ堂々と弾いてると逆に個性的でカッコよかったりしますね。それが今作では聞かれないのが、ちょっと寂しいけれど、曲としては洗練されて聴きやすくなったかも知れません。

また、ギターが二台あった時は、Falling Away From Me の耳元で蚊が飛ぶような音とか、それなりに面白い絡みもあったのですが、それを補うのが意味不明なデジタル音というのもちょっと寂しいかな。


相変わらずKORNならではのダークな重々しさは健在で、気分や体調がローな時に聴くとなぜか元気が出ます。
でもこれ、パソコンでの使用には制約があるというCCCDで、WMPでは聴けるけど、わたしのiPodでは聴けないのです。部屋でこのCDを流していると、わたしの機嫌が悪いと思うのか、家族は誰も話しかけてきません。(苦笑)

こういうの聴いて喜んでるオバサンって・・・わたしだけ?