Foo Fighters
イン・ユア・オナー


今年6月に発売されたフー・ファイターズの4枚目(?)2枚組アルバムです。
わたしはCD2枚を続けて聴くということは稀で、どちらか一枚が気に入るとそればかり聴いてしまうクセがありまして・・・。ビートルズのLet It Be Naked とか、マトリックス・リローデッドのサントラなど、2枚目は一回しか聴いてなかったりします。


で、このフーファイCDズはケースに貼られたシールによると、One loud.One not so loud. だそうで、わたしはなぜか夏の間は2枚目not so loud なアコースティック曲ばかり聴いておりました。
ようやく最近になってloud な1枚目も聴き始めたのですが、日本で言うラウドロックとはぜんぜん違って、いいと思いました。

バンドを率いるデイヴ・グロールは、ご存知ニルヴァーナの元ドラムの人ですが、歌とギターで頑張ってますね。
シャウトは特に力強く熱いヴォーカルです。でもB'z の稲葉さんほどじゃないけど、たまに声が「ナヨッ」と、裏返るのがちょっと耳障りだった時があります。それに慣れたら、すごく聴き易くなりましたけど。


1枚目はテンション高く叫びまくりで、ポジティブな感じの曲が多く元気が出ます。背筋伸ばして聴きたいような。

No Way Back はライム(犬)が走る背中を思い出す、近頃のテーマ曲(勝手に)です。
Free Me のような暗めのグランジ系と思われる曲は、このアルバムでは逆に新鮮ですね。


2枚目はちょっと切なく温かみのあるメロディーと歌に、とにかく癒されます。
さりげなくボサノヴァのVirginia Moonノラ・ジョーンズとハモってたり、あのジョン・ポール・ジョーンズがピアノ弾いてる曲もあったりします。
Cold Day In The Sun だけは別の人が歌い、デイヴさんはドラムを叩いてます。これもスパイスが効いてる感じで新鮮。



この2枚組は両方とも「当たり!」と言えるでしょう。