only ALDEN supply [ Trad Style Market] -2ページ目
靴の形として様々な種類がありますが
ALDEN においてもよく見られるモデルで
ウイングチップ(Wing Tip)があります。
そもそもなんでウイングチップと呼ばれるのか?



見た目そのまんまですが
つま先の飾りが鳥が翼を広げたようなW型であること
からそう呼ばれています。

ではなぜこのような飾りがついたのか。

昔の職人が作り出したものは
純粋な装飾もありますが
多くは、実用的なもので合理的。

ちゃんと理由がありそのデザインとなっていることが
多いのです。


この場合もともと、カントリーサイド、つまりは田舎道を
歩く事を想定して作られたため
当然水溜まりがあることや雨などの天候まで
考え、水が良く切れるようにするためのものでした。

今となっては、単に装飾的なものになっていますが
ちゃーんとこうした意味があるんですね。

ウイングチップとはアメリカにおいての呼称であり
イギリスではフルブローグ。




縁をギザギザに切り込む手法はブローキングと呼ばれ
穴飾りをあしらったモノもおおく華やかな印象を与えてくれます。


さらに外羽のものは、ダービー・フルブローグ
メダリオン等の穴飾りがないものはブラインドフルブローグ
とも言われます。

さらにオールデンなどのウイングチップは踵の方まで
切り返しが続くロングウイングというものもありますね。




いかがでしょう?


単なる意味のないデザインではなく
合理的な考えからくるデザイン
それが何だかとても美しく感じてしまいませんか?


こうして一つ一つ意味があり
それを理解し、育てていくというのも
これまた乙ではないですかね~?