Trader Xです!

 

今回は

『Trader Xが仮想通貨投資で騙された話』です。

 

1)なぜ騙されてしまったのか

2)何をすれば防げたのか

3)今すぐできる確認ポイント

 

こういったお話をしようと思います!

ぜひ最後までご覧ください!

 

『仮想通貨投資』

まず仮想通貨投資についてですが

怪しい、詐欺

 

というイメージが多いと思います。

 

2019年現在だからこそ

2017年の仮想通貨バブルに乗っかって

資産を数十倍以上にした人

いわゆる『億り人』と呼ばれる人も珍しくないとは思います。

 

それでもなお

怪しい、詐欺

 

という悪いイメージは払拭されていないと思います。

 

2018年は一年を通して仮想通貨関連の良いニュースがなく

2017年の仮想通貨の価格急騰ニュースをみた人たちが投資に参加してきて

投資資金が6分の1になったり、酷い場合は100分の1以下になりました。

 

仮想通貨の市場規模は

2017年1月 2兆円

2018年1月 93兆円

2019年2月 15兆円(2月24日時点)

 

上記のように

市場規模が大きく変動するため

投資したタイミングによって

大きく結果が変わるのが仮想通貨投資の特徴です。

 

仮想通貨の基軸通貨と呼ばれるビットコインの価格が

最高値の240万円から40万円へと6分の1に下落したのはまだマシなほうで、

ほかの通貨はもっと酷い状況です。

 

仮想通貨は世界中に数千種類以上も存在しており

すこしお金をかければ誰でも発行することも可能です。

 

投資家がどの銘柄に投資するか決めるというのは

株式投資と似ています。

 

株式投資も

良い会社を見極めて

利益を得るために企業が発行する株を売買するという点では仕組みは似ていますが

配当金や株主優待のような制度がある仮想通貨はそこまで多くありません。

 

つまり仮想投資の主な魅力は値上がり益です。

仮想通貨の価格は24時間365日とまることなく変動します。

買った時よりも高い価格の時に売れば、その差分が利益になります。

 

 

これだけみると

『なぜこれが詐欺なの?』となりますよね。

 

今回この記事を書いた目的は

『多くの億り人が生まれた仮想通貨投資について理解して

事前に詐欺被害にあわないようにしてほしいから』です。

 

 

1)なぜ騙されてしまったのか

先ほどもいいましたが

仮想通貨は多くの『億り人』を生み出しました。

 

最終的には『ババ抜き』となることも注意しなければなりません。

買いたい人と売りたい人がいないと取引が成立しないからです。

 

株式投資やFX投資と異なり、

仮想通貨は

全く価値がつかないで0円になることも珍しくありません。

 

投資した1億円が0円になることもある世界なのです。

投資するとなると『リターン』に目が行きがちですが

『リスク』を理解しなければなりません。

 

『リターン』が大きいということは『リスク』も同様に大きいのです。

 

2017年はほとんど全ての仮想通貨が値上がりしたため

 

投資すれば全員儲かる。

毎日寝て起きたらお金が増えている。

テレビをつければ毎日仮想通貨の話題ばかり。

仮想通貨のCMにも有名芸能人が出演。

100年に1度の金融革命だと注目されていました。

 

という状態でした。

 

私に仮想通貨投資の話が舞い込んできたのは

仮想通貨バブルの2年前の2015年4月でした。

信用している会社の社長からこんな話が舞い込んできました。

 

「まだ世の中に出ていない新しい仮想通貨に投資しないか?

いまは縁故販売の期間なので安く買うことができる。

2009年からビットコインに投資していた人たちのビットコイン価格が数万倍以上になっている。

 

今回の新しいコインはビットコインを超える話だ。

しかもビットコインとは異なり、担保として投資資金の30%分のGOLDを保有している。これは世界初の仕組みだ。

 

万が一、買い手がいない場合でも、GOLDと交換が可能なので無価値となることはない。安心して投資してくれ。

 

今からビットコインに投資しても遅いが、

この話を信用して投資すれば大金持ちになれる。

4か月後の6月に70ドル、12月には130ドルになる。

今なら10ドルで買えるから投資するべきだ。

 

6月にはドイツのフランクフルト市場で上場する。

ドミニカ共和国からバックアップされているので安心だ。

スイスの有名なU銀行も投資してくるから価格は保証する。」

 

しかし

5月中旬になっても約束されていた70ドルまで価格が上がることはなく、

6月になると監査が入ったという理由で売買ができなくなりました。

 

「上場するまでの辛抱なのでもうしばらく待ってくれ」

と説明をされてそこから現金化ができなくなりました。

 

現金化ができないのでいまの価格は0円です。

無価値になってしまったのです。

会社がGOLDを保有しているという話もウソだったので交換できません。

 

なぜ騙されてしまったのか?

『過去に成功している投資を題材にして、

今回の投資も凄いリターンが出ると信じさせる詐欺手法だと気づかず、

リスク管理を怠ってしまったこと』

が原因です。

 

2)何をすれば防げたのか

さきほど『リスク管理』と書きましたが

そもそも仮想通貨投資では防げないリスクがあります。

 

例として

『ハッキングリスク』があります。

 

2014年のマウント・ゴックス、最近では記憶に新しい2018年1月のコインチェック…と、

オンライン上で管理されている取引所の仮想通貨が狙われる事件が相次いでいます。

やはり仮想通貨を資産として所有することは、リスクが大きいのでしょうか? 

 

オンライン上にて仮想通貨を管理することを「ホットウォレット」と呼びますが、

オンライン上においては、いかに対策をしていても、ハッキングの被害に逢う可能性はゼロにはなりません。

ですので、まずはリスクを分散させるために、

仮想通貨を「一つの取引所にまとめて保管しておかないこと」がセキュティの第一歩となります。

 

保管場所を分散させる選択肢として、ウェブ上で保存できるウェブウォレット、

PC上に仮想通貨を保存するソフトウェアウォレット、物理的にUSBなどに保存できるハードウェアウォレットなどがあります。

各種のウォレットがある中でも、セキュリティを考えるのならば、ハードウェアウォレットが強力です。

 

インターネット上に仮想通貨を置かないハードウェアウォレットは、

オンライン上に仮想通貨を置くホットウォレットと対比した表現で「コールドウォレット」と呼ばれ、

仮想通貨をオンライン上に存在させないので、容易にハッキングされることはなく、セキュリティが高い状態で保管できます。

 

資産として仮想通貨を大量に保有している場合、セキュリティを高めるために、ハードウェアウォレットを使用しましょう。

インターネットから切り離された状態で仮想通貨を保有していれば、ハッキングの心配はありません。

さらに物理的盗難などのリスクに備えるためには、ハードウェアウォレットを金庫や銀行の貸金庫などに保管すれば安心です。

 

ただし、ハードウェアウォレットのデメリットとして

、価格は1~2万円台が多く、少額の仮想通貨を管理するには、コストがかかりすぎるため向いていません。

 

またハードウェアウォレット自体を紛失してしまうリスクもあります。

ハードウェアウォレットに仮想通貨を保管し、安心していたら、そのハードウェアウォレット自体を紛失してしまい

数億円近い価値の仮想通貨を失ってしまった人もいるそうです。

ハードウェアウォレット自体の管理をしっかりとすることが求められます。

 

少なくともこれだけで

ある程度『ハッキングリスク』は防げます。

しかし怖いのはハッキングリスクだけではありません。

 

『世界初という言葉に注意すること』も非常に重要です。

なぜ注意が必要かというと、

比較対象がないことが多いからです。

 

世界初といわれると

どんなに突拍子もないことを言われても

『たしかにそうなるかもしれない』

と思って投資をしてしまうのです。

 

今回のケースもそうでした。

 

今までの仮想通貨の悪い点といえば

価格の変動が激しいことでした。

しかも価値の裏付けが何もないため

投資するのはリスクが高すぎるという印象でした。

 

しかし、

GOLDを保有している会社が発行する世界初の仮想通貨ならば

どうでしょうか?

 

価格の変動はあるかもしれませんが

GOLDと交換できるということで

仮想通貨の弱点であった価値の裏付けがしっかりとあるのです。

 

価値が0にならない仮想通貨ということで

今まで仮想通貨投資に参加してこなかったスイスの有名銀行からの

投資も予定されているという話だったのです。

 

信頼している会社の社長からこの話がきて

しかも表に出る前の良いニュースを事前に私へ教えてくれるというのです。

なぜならば社長はその仮想通貨の発行元と直接連絡がとれるから。

 

私は事前にニュースを知ることができました。

社長が

「今週大きな金額の投資が入るから価格が上がるよ」

というと本当に価格が上がったのです。

 

『すこしずつ信用させる』のが詐欺師の常套手段です。

 

私はよく下調べもせずにこの詐欺師の言葉を信じてしまったのです。

 

私がこの仮想通貨を取引していた取引所は非公認の取引所でした。

そもそも最初からこの仮想通貨は存在していなかったのです。

インターネット上の単なるデータにすぎなかったのです。

 

ビットコインと何が異なるのか?

それはビットコインには総発行枚数が決められているのです。

発行枚数が決められていないと、無制限に発行できることになり

ハイパーインフレになります。

 

ハイパーインフレとは

「お金の価値が下がっていくこと」

つまり「物の値段が上がっていくこと」です。

 

ハイパーインフレといえば

ジンバブエが有名ですが

 

政府の公式発表によると、ジンバブエドルは、2008年に35万%のインフレになりました。

こういったとき政府の発表は大抵あてにならないし、実際はもう一桁か二桁インフレしていたでしょうが、

もはや当時のインフレ率を計測することすら不可能です。

 

超高額紙幣が次々に刷られ、

最終的には100兆ドル紙幣までが市場に登場しました。

 

物資不足、食糧不足で、ただひたすら物の値段は上がり続け、

とんでも無い額面の基軸通貨のジンバブエドルが量産され、

さらにそれも紙くず同然になったのです。

 

仮想通貨はそういったことが起こらないように

総発行枚数が決められています。

無限に発行することができないルールになっているのです。

 

逆に総発行枚数が決められていない仮想通貨は

ジンバブエのように通貨の価値が暴落することも起こります。

 

総発行枚数が決められていると説明されたとしても

投資家はそれを信じてはいけません。

『ブロックチェーンかどうか』を確認する必要があります。

 

ブロックチェーンとは

金融取引などの記録をコンピューターのネットワーク上で管理する技術の一つで、

インターネット上の複数のコンピューターで取引の記録を互いに共有し、検証し合いながら

正しい記録を鎖(チェーン)のようにつないで蓄積する仕組みです。「分散型台帳」ともいわれています。

記録を共有し、検証し合うので、記録改ざんや不正取引が防げるのです。

 

これによって取引や発行枚数の不正・改ざんを

見抜くことができるのです。

 

 

 

3)今すぐできる確認ポイント

 

今回のケースでの確認ポイントは

『本当にGOLDを保有しているのか』

『本当にスイスの銀行が投資を考えているのか』

『本当にドミニカからのバックアップがあるのか』

『本当に発行枚数が決められているのか』

『ブロックチェーンかどうか』

を調べれば良かったのです。

 

今回のケースは、

あるドミニカの会社が様々なウソをついて

投資金を集めて持ち逃げしたという結論です。

 

ほかの投資詐欺と同様

『リスクが少なくリターンが非常に大きい話』になっている事が

共通点です。

 

詐欺師は

手を変え品を変え

そのときの投資ブームに乗っかって

おいしい話を持ってきます。

 

確認すべきポイントを押さえれば

未然に投資詐欺を防ぐことができますので

今後も一緒に様々な詐欺のパターンを勉強していきましょう!

 

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