楽天 VS ライブドア その1の続き
確かに会社が大きくなっていく過程ではその内部体制の整備が追いつかず企業規模との間に歪が出るのも事実だと思います。常に新しい子会社ができてるので連結決算をまとめるのに時間を要するというのも理解できます。
しかしそれを勘案したとしても遅すぎます。特に
楽天は。もっともっと大きな企業でも30日以内に発表してるところは多数あります。この6月の第一四半期では東証上場企業の実に36%超が1ヶ月内に発表してます。
しかも両社は動きの速いIT業界に身をおいてる訳ですから、なおさら早い決算発表が望まれます。
楽天の三木谷社長は「スピード スピード とにかくスピード 他社が1年かかることを当社は1ヶ月でやる」と言ってるそうですが、IRに対してもそうあって欲しいものです。 やってやれないことはないでしょう。ようは姿勢の問題です。
私は
楽天に対してもうひとつ不満があります。それは業績予想を開示してないことです。数字はおろか将来に対する見通しがほとんど開示されてないと言うことです。決算短信における業績の見通しはったの4行で終わってます。
これも極論すれば、将来何をするかどのくらい儲けれるかわからないけど、とりあえずお金を出してと言ってるようなものです。
動きが速いから将来の見通しは難しいと言うのもわかります。しかし少なくとも社内に目標がない訳ではないでしょうから、将来見通しについて定量的な情報として開示することはできなくても定性的情報として十分なコメントをすることはできるのではないでしょうか。
結果、
楽天と
ライブドアをIRに対する姿勢という観点から比較すると、現時点では
ライブドアに分があると言わざるをえないでしょう。
かと言って、決して
ライブドアのIRに満足してるわけではありませんが。
私はIRに対する姿勢というのは社長の経営に対する考え方そのものだと思ってます。
ですから、私は中・長期で保有したいと思った銘柄については、HPのIRサイトを覗くなりしてその企業のIRに対する取り組み状況をチェックするようにしてます。特にベンチャー企業の場合は、その成長性は良いも悪いも社長の資質に負うところが大きいですから、必ず判断材料のひとつにするよう心掛けてます。
また、往々にしてIRに積極的な企業というのは、コーポレート・ガバナンスやコンプライアンス、リスクマネージメント等に関しても重要な経営課題と位置付け積極的に取り組んでいる企業が多いように感じられます。
最後にここアメーバブログを運営されてる
サイバーエージェントさんについて以上の考察(というほど大袈裟なものでもないが、、)を加えてみます。
決算発表平均所要日数 39.25 △
業績予想数字の開示 あり ○
見通しに関する定性的情報 ○
加えて売上状況の月次開示 あり
IRサイトの充実度 ○