最初のお弁当をおぼえているだろうか。
僕はそれを開けた風景とともに明確に思い出せる。
僕は3歳から近所の保育園に通っており、普段のお昼は給食だった。
だから最初のお弁当は遠足の時だった。
おにぎりとウインナー(ピーマンと炒めてウスターソースで味付けしたものだ)と
卵焼きという組み合わせ。
おにぎりは、ゆかりをまぶしたおにぎりだった。
それからというもの、小学校に上がっても年に数回のお弁当には、
必ずゆかりのおにぎりが入っていた。
僕が中学生になり、もう飽きたと言うまでは。
その、ゆかりはここHawaiiでも手に入る。
久しぶりに食べたが、40年前に刷り込まれたその美味しさは今も何ら変わりはない。
変わったことと言えば、
僕の為におにぎりを握ってくれた母はもうこの世にはいないということと、
今は子どもたちの為に僕がゆかりのおにぎりを握っているということだ。
