当社は一貫して「自社ECサイトを中心とした事業展開」に重きを置いています。これまでに韓中の協力会社とともに45の「自社ECサイト」を運営してきました。
かといって「大手ECモール」に出品しないわけではありません。当サイトのうち、エアー看板とYOKIプラザは「大手ECモール」に出品しています。
このような出品は、上図のように売上の面で特にメリットがありませんでした。
それに比べ、当社の「自社ECサイト」での昨年の売上は、エアー看板(www.ad-sign.jp)が2億429万円、YOKIプラザ(www.yoki.jp)は7657万円でした。
YOKIプラザの場合、当社からAmazonに出品しようとしたのではなく、Amazonのほうから連絡がありました。「儲かる」と言われて入りました。アスクルに出品する際には、手続きや審査に6か月もかかりました。そのように出品してきたものの、結果としてはあまり売れませんでした。
売上がほとんどないにもかかわらず、そこから手数料までを引くと本当にスズメの涙です。やらないよりはましなので、そのままにしてありますが、メリットがないせいか、管理が杜撰になっています。当社としては、自社モールの管理に集中せざるを得ません。
もちろん、特別なアイテムであれば、「大手ECモール」に向いているかもしれません。また、自社の商品が少ないならば、「自社ECサイト」よりも「大手ECモール」のほうが適しているかもしれません。しかし、そのような商品だからといって、Amazonや楽天で売れるとは限りません。それはまた別の話です。
当社は、「大手ECモール」に出品しなくても、20億円以上の売上を上げました。ここでは敢えて力説しませんが、とにかく当社は、Amazonや楽天などに頼らずに毎年20億円以上の売上を出しました。そして、Amazonやアスクル、Yahoo!ショッピングに出品してみたものの、ほとんどメリットがなかったということだけは、紛れのない事実です。