明日は終戦記念日。私の伯父も戦死しております。祖母に連れられ、子供の頃の私はよく靖国神社に参拝しました。伯父はパイロットで、母にとっては自慢の兄だったそうです。偵察機でＢ２９の大編隊と遭遇して、その報告を打電したのが最後だったそうです。先の戦争で命を落とされた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
昨日のテレビで、母と同世代の方のインタビューを聞きました。特攻隊員だったお兄さんがその方に残した言葉は、「靖国には行かないから、行くのは天国だから」だったそうです。その方も伯父と同じで、慶応義塾大学からの学徒動員だったそうです。兄からその言葉を聞いた妹さんは、靖国神社に参拝するお母様にはそのことを言えなかったそうです。
当時、自分の生死に向き合った方々の多くは、愛する家族のために自分は逝く、という思いだったと思います。でも、胸中には様々な想いがあったと思います。母も伯父から「この戦争は負けるよ」と聞いたことがあると申しておりました。亡くなられた方々の様々な想いを、受け止め、受け継いで行こうと思います。