あの河川敷を 1人で歩いてみる
あんなにケンカばっかりしてたって
思っちゃったのに
内容なんてひとつも 思い出せなくて
ただ笑って ふざけ合ったことばっかり
頭の中をかけけめぐる
泳いでる鳥は
“今頃 気づくなんて遅かったね”って
笑ってる気がして
私はいつから素直さをなくしてしまったの?
あなたは気づいてて
私は自分のことなのに
何一つ分かってなくて
優しいあなたのことだから
本当のことは言わなかったけど
きっと、そう
変わってしまったのは私だった
今ここに戻ってきたよ
あなたはいないけど
2人の思い出が
忘れられないよ
あのときはただ走った
夢に置いてかれそうで
ただがむしゃらに
いつしかあなたの手が
私の手を探さなくなってたこと
たぶんどこかで気づいてた
あそこの公園は
あの頃と同じで
帰り道にキスした
あなたの背中がいつもより
大きくて、ときめいたんだ
私の強がりな言葉を塞ぐ あなたの冗談
頑張ったとほめてくれる大きな手
優しく見つめてくれる視線も
すごく、すごく愛おしい
今戻ってきて
今度は私があなたを
幸せにしたいから
まだ、忘れられない
