一昨日、病院そばのほけんの窓口に行ってきた。子供が産まれたからには保険を見直すのは、人生設計上どうしてもやっておかねばならないからだ。
今までの保険は、おおむね以下の通り。
1.生命保険 単体での契約はなし。住宅ローンの団信があるので、ローン残高程度の死亡保障と言える。子供がいない夫婦の保障としては十分だからこれ以上は加入していなかった。
2.医療保険 夫婦ともに終身型の保険に加入。入院保障3000円/日だったのだが、今回の入院の経験から、やや足りないということがわかった。
3.がん保険 夫婦ともに終身型の保険に加入。
4.損害保険 自動車保険
今回相談した内容は多岐にわたる。
①学資保険の申し込み
②生命保険の見直し
→ただし私がSAS(睡眠時無呼吸症候群)持ちなので、加入できないケースも考えられる)
③損害保険
→子供が他の家の子供に怪我をさせたり、他の家のモノを壊してしまった場合の補償のため。
④医療保障の見直し
→私のSAS、妻の切迫早産のために加入できないケースも考えられる)
まあ、一番の興味は①の学資保険についてだったので、ここでは学資保険について記す。
学資保険は、事前の調査ではソニーかアフラック、フコクの3択という感じだった。このほけんの窓口で扱っているのはソニーとアフラックの2社だが、単純な返戻率という意味ではソニーのほうが上。ちょうどwebで見積もりができるようなので、窓口で出してもらったのと同じ条件になるように調整してみた。
毎月約15000円の払いで、17歳満期で330万円の受け取り。返戻率107.7%。
学資保険のページは、ぱっと見ると110%を超える返戻率のプランが目に入るようになっているのだが、それは一時払いやそれに近い払い方でないとなかなか届かない。一時払いと言うのは全額先払いということで、不妊治療でピーピーの我々には到底無理なのだが、がんばれば年払いくらいは可能だろう。そうすれば、一時払いには及ばないにしても返戻率は上がるので、検討の価値があるだろう。
しかし、説明の人が勧めてきたのは、学資保険の代用として使える終身保険。実際、
学資保険の相談に行って終身保険を勧められるケースは多いらしい。検索してみたら色々なサイトが引っかかる。
好意的な説明:学資保険と積立と終身保険の違いについて語ってみる
否定的な説明:学資保険に入ろうと思ったら終身保険を勧められた!
んー。保険マンの手数料とかどうでもいいんだが…。ただ、違いは把握しておきたい。
お金の貰い方 :
学資保険 : あらかじめ決められた貰い方しかできない。もっとも分かりやすい例としては、17歳時に全額。他にもバリエーションとして、18歳で全額とか、中学・高校の入学時にも一部分けてもらうとか色々あるが、選んだパターンは変えられない。
終身保険 : 任意のときに貰える。後回しにすればするほど高利回りに。部分解約も可。
早期解約 :
学資保険 : かなり減らされる。
終身保険 : 散々に(学資保険よりも激しく)減らされる。
私が死んだとき:
学資保険 : その後の保険料支払いが免除される。お金の額と時期はかわらず、満期(さっきのプランだと17歳)時に予定額をもらえる。
終身保険 : そのときに保険金が下りる。満期時期にもらえるお金よりは多くなるが、掛け捨ての保険に比べれば額は格段に落ちる。
子供が死んだとき:
学資保険 : 払い込んだ保険料がそのまま戻ってくる。利率はなし。
終身保険 : 保険自体に子供は関係ないのでそのまま。
まとめると、私や子供が死んだケースでは、終身保険が優れる。これが保険マンさんが勧めてきた理由だ。もし返戻率が同じなら、終身保険が優れているのは間違いないだろう。終身保険の劣る点は、早期解約くらいだ。
じゃあ、終身保険の返戻率はどれくらいなんだよ、ということであるが、webでは適当な資料がない。しかもプランの紙を貰い忘れていて(郵送してくれる)、正確な値は分からないが、17歳時の解約で確か返戻率が107%台、つまりソニーの学資保険と同程度だったかと思う。その後ほっとくと、返戻率がどんどん上がる。確かに、手元の資料だと、30年持っておくと返戻率は122%とかになる。この数字を見れば目が眩みそうだ(笑)。
この2択なら、そりゃ終身保険にするよね。まあ確かに、終身保険に誘導されるのは無理もないことだ。
なお、終身保険には死亡保障がついているので、私のSASが問題となる可能性があるが、メットライフの場合は、一般に数ヶ月以上継続して治療している場合は加入が可能らしい。
よし、メットライフの生命保険に入るか!とはならないのが私の一筋縄では行かないところ。
さっきの、「否定的な説明」のサイトに書いてある情報。参考にさせていただいてなんだが、正直なところ、かなり偏った見方だというのが第一印象だ。なにしろ終身保険を勧めない理由として最初に挙げるのが、保険マンの手数料が高いからというのは、説明としてあまり上手ではないと思う。先に、終身保険のデメリットを挙げて、「ではなぜ保険マンが終身保険を勧めるのかというと、手数料が高いからだ」のように書いたなら、ははぁ、なるほど、と思うのだが。ブログ主さんごめんなさい、でも、だとしても有用な情報を得られたので感謝している。
将来の大学進学準備のために学資保険に入るならば日本生命の学資保険、フコク生命の学資保険が戻り率(利回り)が良いです。
とのこと。ふーん、ソニーでもアフラックでもないんだ。ということで、できるだけソニーに条件を揃えて(17歳満期、月払い、満期金額330万)シミュレーションしてみた結果、確かにニッセイもフコクも返戻率が高い。フコクだけはwebシミュレーションの都合上満期金額を変更できなかったのだが、とりあえず返戻率だけ見て欲しい。
返戻率だけまとめると、
ソニー 107.7%
ニッセイ 108.3%
フコク 109.3%
ということになる。終身保険の返戻率がソニー損保とおおむね同等だから、フコクくらいになるとあえて学資保険を選ぶメリットも出てくる。ニッセイではボーダーライン上かな、という気はする。
ちなみに、先ほどのリンクのうち、好意的と書いてあるほうに書かれていた情報として、契約者を妻にする方法もある。
ソニー 108.4%
ニッセイ 109.2%
フコク 110.1%
これは女性のほうが死亡率が低いからとのことだ。性別だけでなく年齢も関係がある。私と妻は3ヶ月しか年齢差はないが、現在は誕生月の関係で妻のほうが1歳下だ。しかし、私の年齢を1つさげてシミュレーションしなおしてみると、ソニーは変化がなく、ニッセイとフコクはわずかに返戻率が上がった。まあつまり、年齢より性別の影響のほうがはるかに大きいということだろう。
我々に対応した保険マンはこのことを教えてくれなかった。終身保険でも妻を契約者にすれば返戻率はあがるだろうが、まあ、終身保険に誘導したいのならこれは言わないだろう。終身保険に関しては、私が死んだときの妻子の生活の保障ともリンクしているから、簡単に妻を契約者にできないからだ。
ただし、終身保険のメリットも捨てがたい。死亡時の保障に関しても有利ではあるのだが、それよりも、(学資保険で言う)満期時期を超えて持ち続けることができ、その際に利回りが大きくなる点が大きい。
しかし、こと17歳満期でおろすのならフコクの学資保険のほうが優れているのも事実だ。しかも、大学入学時にはある程度まとまったお金が必要になるのは目に見えている。ということは、
大学入学時に取り崩すと思われる資金は学資保険で積み立てる。
それ以降も持ち続けると思われる資金は終身保険で積み立てる。
とミックスするのがいい気がする。もちろん、大学入学時にいくら取り崩すかなんてことはわからないから、ある程度見込みでやっておく必要がある。
ということで現在は、フコクを扱っている窓口に行こうかと画策中。