先週の待ち時間での試乗第2弾。
トヨタ C-HR

世界戦略SUVとして、2015年の東京モーターショーで
注目されていました。
グレード展開は、1.8LのHVでFFと、1.2L直噴ターボの
4WDでそれぞれ2グレード。
今回試乗したのは、1.2LターボのS-T。
 
トヨタの直噴ターボ車は今回初めてでしたが、加速感は
滑らかなものでした。
ターボ・・・と聞くと、いきなりドカンと来るような印象を
持つかもしれませんが、そのような感じは一切なし。
いい意味でターボらしからぬ?走り。
レスポンスもすごく良くて、50km/h到達まではあっという
間、今までのトヨタ車とはひと味違うぞという印象でした。
このエンジンはオーリスにも搭載されていることもあり、
こちらの走りもなかなかいいのかなと想像します。
このエンジンが、今後他車種でどれくらい搭載されるか、
今後の展開が楽しみです。
 
乗る前に特に気になっていたのは足回りだったのです
が、今までにあったトヨタ車特有のフワフワ感もなく、
レーンチェンジ、コーナリングも特にストレスを感じる
ようなものではありませんでした。
サスペンションも最近のトヨタ車で多く採用されるフロ
ントはストラットでリヤがダブルウィッシュボーン。
ちょっと前まではFF車ではリヤがトーションビーム式
でしたが、グレード問わずここは共通。
トーションビームでは、独特の?突上げ感があった
ものですが(ラウムが現にそうなので・・・)、それも
解消されていて、乗心地はとても良いものでした。
前方視界も思っていたより広くできていて、運転は
しやすいかなと感じました。
 
ただ、気になってしまった点も。
室内ですが、後席とラゲッジスペースはちょっと窮屈
な印象を受けました。
リヤハッチの傾斜と、トリムの形状のせいか、後方視界も
あまり広くありません。
テールランプのデザインから、後端の位置がわかり
やすくできていますが、リヤガラスの面積がもう少し
広ければ・・・
デザインによるものかと割切ればいいのかもしれませんが、
そのデザインも好き嫌いが分れそうな印象を受けました。