悲運だった「クジラ」

メインページ TPHのクラウンギャラリー、
好評いただいています。

歴代クラウンの中でも、特に印象的だっ
たスタイルなのが、この4代目。
1971年に発売、「スピンドルシェイプ」
と言われ、「クジラクラウン」という
通称で今でも通じています。

私も記念展の時、現地で手にした冊子で
初めて知ったのですが、通気性が悪かっ
たのか、発売された年の夏に、このクラ
ウンのタクシーがあっちこっちで停車中
にオーバーヒートしたそうです。
それで途中で、バンパーに穴をあけて
改良したとか。
それでも、「あのスタイルが悪い」と
いうことになってしまったらしく、販売
はそれから失速、保守派からも敬遠され、
失敗作のレッテルを貼られてしまう・・・
という悲運なモデルだったのです。

私個人的には、歴代クラウンの中でも、
確かに外観では一番印象強い1台です。
ただ、カッコ悪いとまでは思わないかな。

さすがに街中で見かける機会はほとんど
ありませんが、今見ても印象に残る1台
だろうと思います。

写真は現地で展示されていたワゴン。
実物見たのは初めてでした。
この時から7人乗りだったというのも
驚きです。

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