唇を良い状態にするために(その2)
~ バテさせない合奏 ~
走り続けたり、泳ぎ続けたりすると疲れてきます。
楽器も続けて演奏すると疲れてきます。
金管楽器の場合、唇が疲れてきた時は要注意です!
唇が疲れた状態を「バテる」と言います。
「バテる」と、音をコントロールできなくなり、音も悪くなります。
唇の筋肉も、その周囲の筋肉も繊細です。
「バテた」まま演奏を続けると、少しの休憩では回復しなくなり、
さらに「バテた」まま無理に演奏を続けると、唇の筋肉を傷めてしまいます。
「バテる」早さには個人差があるので、早く「バテる」人に合わせた
早めの対応が必要です。
※マウスピースを強く唇に当てる(ハードプレス)の人は、早くバテる傾向があります。
「バテさせない」ように合奏をするには、どうすればよいでしょう?
1曲通しの合奏をした後は、
1 同じ動きをする人だけで合わせる。(他の人は休める!)
2 キーボードなどに合わせて歌って練習をする。
(歌って音程やリズムを確認した方が良い場合は多くあります!)
3 気になるところを部分的に合奏する。
(高音やフォルテが続くところは間をとるように!)
それから、マーチングの場合は、音を出さずに行う動作確認を、効果的に合間に
入れると良いと思います