台東駅を降りると見慣れない果物を売っていました。
釈迦頭 バンレイシ 英名 Sugar Apple 台東の名産です。
その名の通り、お釈迦様の頭に似ています。
長期の保存と運搬に向かない理由から、日本にはほとんど輸入されていないそうです。
台東機務分段 (花蓮機関区の台東分室)に向かいます。
台東の街はのんびりした感じです。
台東 機務分段に着きました。
今は役目を終えた、腕木信号機が飾ってあります。
ここにもスローガン 1日目 七堵(チードゥー)機務段でも目にしました。
確認 再確認 再三確認
聯繫 再聯繫 再三聯繫 ※ 聯繫⇒「連絡」の意味 聯緊
暑い台湾の必需品 車両用のエアコンが並んでいます。
構内見学が始まります。 いきなり 現れたこの車両にはびっくりしました。
DR2100型気動車(DR2102号)
台湾総督府鉄道が1931年(昭和6年)に日本車輛製造より購入したキハ100形気動車がルーツになる車両です。
車体を更新したため製造当初の面影はありませんが、1960年代の日本のディーゼルカーを思い出すスタイルです。
1999年まで支線で使われました。
DR2200型気動車(DR2203号)
DR2100と同様、台湾総督府鉄道が1931年(昭和6年)に川崎車輛より購入したキハ200形気動車がルーツになる車両です。
DR2100型と同様の更新を受けています。1999年まで支線で使われました。
左側の窓がない部分は、トイレです。
唐榮台北機械廠 73年のプレート
民国73年(1984年)の車体更新時のものでしょう。
DR2300型(DR2303号)
台湾総督府鉄道が1935年(昭和10年)に日本車輛製造より購入したキハ300形気動車がルーツになる車両です。
DR2100型と同様の経緯で車体更新を受けています。1999年まで使用されました。
、
DR2400型(DR2404号)
台湾総督府鉄道が1935年(昭和10年)に日本車輛製造より購入したキハ400形気動車がルーツになる車両です。
DR2100型と同様の経緯で車体更新を受けています。1999年まで使用されました。
DR2510型 DR2511 +DR2512
1991年 台湾国産の車両です。
老朽化したDR2100~2400型の更新を目論んで試作されました。
ローカル線の気動車は、冷房付きのDR1000型で更新される方針となり、増備は行われません
でした。
支線区を転々とした後、南廻線で使用されました。
その後、貨物線であった林口線の旅客化を目指し桃園県が補助金を出す形の無料の旅客列車として使われました。 (林口線は2012年12月に廃止されました。)
台湾の旧形気動車が出てくる映像を紹介します。
映像は、921大地震(1999年9月21日)の集集大地震で被災する前の集集線で収録されています。
【参考写真】
震災で倒壊した集集駅は、日本時代の姿で復元されています。
(2007年5月 訪台時に撮影)
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話が横道にそれてしまいました。 台東機務分段の見学に戻ります。
先ほど乗ってきた、普快車の客車が入場して来ました。
その動画です。
構内作業の動画です。
ディーゼル 自強号 DR3000型が並んでいます。
ディーゼル王国 台東機務分段
今年6月、花蓮―台東ー知本の交流2.5kv電化が完成するとディーゼル車の使用範囲が狭まるのかも知れません。
R100機関車 DR2700型気動車 DR3000型気動車の並び
莒光号客車と復興号客車
架線柱が建っています。
DR3000型 が入場してきました。
その動画です。
DR2700型が1両で留置されていました。
貫通路から車内をのぞいてみました。
かつて、特快(特急)光華号として、中華民国の夢と希望を乗せて台北と高雄を結んだDR2700型。
ヘッドマークには台湾の島から大陸を光が照らしています。
冷房設備がないために格下げされ支線で使われましたが、今は、花蓮―台東の花東線で運用されています。
1966年、日本の東急車輛製。 前面のスタイルは同じ頃に作られた伊豆急行の100系に似ていると思います。
伊豆急行100系電車
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%B1%86%E6%80%A5%E8%A1%8C100%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A
ご好意で、2両編成のDR2700型を私たちの近くまで動かしていただけました。
その動画です。
黄色の全面は警戒色として塗られています。
R100型 ディーゼル機関車 (R118号) 米国製
反対側はこんなスタイルです。(R109号)
ディーゼル機関車群
R116号 R109号
スクラップ置き場 シートが廃棄されていました。
R103号
R123号 旧塗装の復活だそうです。
R123号
1067㎜のゲージでアメリカンスタイルの機関車は台湾にしかないでしょう。
都市に住んでいると、ディーゼル車を見る機会がほとんどありません。
ディーゼル車を堪能できた台東機務分段見学でした。
(次回に続きます。)