いわゆる葬儀社紹介や、派遣のお坊さんのお話。
お葬式。
だいたいが初めて。
お布施が高いだろうなあ
とか思われるでしょう。
布施に額はありません。
あくまで、お○のさんという葬儀社さんのデータだと、
つまりは一般的な世帯主の1ヶ月の給料額。
布施平均40万から、48万(信士・信女)
檀家さんからの布施で寺の維持、運営、宗派に納めるもの、その他僧侶の生活、後進の育成まで全て賄うので、その寺により、当然額は上下します。
戒名の位によってかなり上がったり下がったり違います。
檀家さんの少ないお寺は、僧侶は別な仕事をして生計を立てます。
一般には、お寺一本で生活する僧侶は、2割を切ると言われ、縮小化をたどっています。
で、本題。
檀家寺がなく、葬儀社さんに派遣の僧侶を頼んだ場合。
普段の檀家料を納めず、これから檀家にもならずですから、本来は、檀家料分を含めて
割高
と言われていますが、なぜか、安く、
通夜、葬儀、戒名合わせて15万から30万プラス車代、御膳代。
ところが、このお布施が、全額僧侶、寺に渡りません。
葬儀社さんが、近所のお坊さんに頼んだ場合は、
布施の3割から5割が、葬儀社さんにバック。
施主、または、葬儀社が僧侶派遣会社に頼んだ場合。
例えば布施が15万でも、30万でも、
僧侶に行くのは布施6万プラス車代、御膳代で8万。
残り7万から22万が僧侶派遣会社、葬儀社のバックとなります。
一年にお布施1500万の僧侶で、実際の布施は
400万位
そこから経費をマイナス。
残りは、僧侶派遣会社、葬儀社の受け取りになります。
しかしながら、僧侶派遣会社、葬儀社は、社員を抱え、霊園、葬儀会社のやり取りを得て運営する営利企業である以上、
僧侶は一スタッフの給料扱いのような布施となります。
次に、違法性。
たしかに、葬儀をする施主さんの支払いは、
・僧侶の布施 プラス車代等含 8万前後
・僧侶派遣会社の紹介料 7万から22万
と分けないと違法ではないかという方もいるかもしれません。
また、法事なら、3万5千円
の額が見ると多いですが、
仲介会社が1万5千円、
交通費1万円、
僧侶の受け取り1万円
で、
例え、法事の布施が6万円でも
僧侶の受け取りはやはり1万円
となります。
ただ、便宜上全部まとめて布施にした方が、
施主側がわかりやすい、
また、領収書がわりの
受領書
の額が高い方が、税の支払いに使えるケースの場合に助かる、
その辺だと思います。
葬儀社、紹介会社は、僧侶の布施から受け取った分は、全額税申告となり、これは布施からでも、当然課税対象となります。
ただ、今後、
葬儀社や、僧侶派遣会社は、
・僧侶、寺に全額渡す布施
・仲介会社の僧侶紹介料
は、
別々に
葬家、施主に請求しないと法に抵触する
可能性はあります。
まれにある、悪質なケースとして、
葬儀会社、紹介会社が、
近くの僧侶を紹介すると言って、
支払いを安く見せるために、
葬儀社や、
派遣会社の宗教法人の寺、
または別院
を
名乗らせる場合
があります。
僧侶の言葉なまりや車のナンバーを見れば、
住所が違うのですぐわかります。
今は、僧侶の、無資格者の派遣はまずありませんが、
所属と違う寺を名乗り、
また名乗らせた葬儀社や派遣会社は、
当然、実際とは違う寺名で騙し、布施を受け取れば、
施主が訴えれば
構成要件を満たしますから、
詐欺罪
となりそうですね。
まあ。どちらにしても、僧侶の紹介による収入は、どの僧侶も、
ボランティア
として行っている場合が殆どで、
実際の収入は、檀家さんからの月に一回の葬儀
または、別な稼業と
なるようです。
もっとも、たとえ法事や葬儀を、紹介で行なっても、東京都内から電車で一日三件、五件こなせれば、生活としては十分こなせるようです。
ただ、私の聞く限りでは、紹介で葬儀をしている僧侶は、皆、極めて真面目で、腰が低く、身元もしっかりした人ばかりで、
一部の寺にいるような、おおっぴらに酒を飲んで遊んで回る人、別の仕事以外の寺の収入で、また、税金対策で高級車に乗る人は一人もいないことを付け加えさせていただきます。