早くも大型連休が明け、酷暑の中滝の様に流れ出る汗をぬぐいながら作業をしている齋藤です。
お待たせしているお客様には申し訳ございませんが、1台ずつ確実に進めていきますのでもう暫くお待ちください。
今回は少し変わった案件です。
フォルクスワーゲンのT-ROCのお客様から弊社にご連絡をいただき、エンジンチェックランプが点灯しているから診断してほしいとの事。
T-ROCで故障とは珍しいなーなんて思いつつも、ご来店され早速診断開始。
因みに診断機はVW・AUDIの純正テスターを使用しています。
これがまた便利で、入力されているエラーに対しテストプランを走らせ原因究明時に手助けしてくれたりします。
・P200200 パティキュレートフィルター(バンク1)故障
要するにDPFが詰まってるよ、という事を言いたいようです。
DPFという部品の役割
・排出ガスの浄化
・燃費の向上
まだ8万キロちょっとしか乗られてないのに距離の割には詰まるのが早すぎな気がしますが…
早速先述したテストプランを走らせます。
???
車両側は詰まってると言ってチェックランプを煌々と光らせているのにも関わらず、実際には24.6gしか溜っていない。
そもそもMAXの80gでNG判定を下すよーってご丁寧に記載まである。
現車は24.6gで問題のない堆積率なのになぜ?と思いディーラーに問い合わせたところ予想外な回答が。
「AUDIもVWもともにディーゼルモデルのDPF故障の入力はとても多く、今までも何台も交換してきたが実際に外したDPFを目視で確認しても詰まっている車両は1台もなかった。でも何故か車両には故障と表示され、DPFを交換する事で改善される」
聞けばDPFの交換は50万円もするそうで、メーカー保証が切れた車両に関しては100%自己負担なのだから怖ろしい。
しかもディーラーでは交換以外の対処法は未だ見つかっていない状況。
加えてこのお客様は沼津市内の欧州車修理に特化している有名店でも断られ、たらいまわしで困り果てたご様子。
なんとかしてあげたいと思い、提携先のフリークさんにECUから吸い出したデータを送り解析してもらいました。

代表の野間氏によると、DPFの前後にある差圧センサーの閾値が低すぎて規定値の80g以下でチェックランプを点灯させているのが主な原因だそう…
そこで差圧センサーの制御をしっかり規定値で反応するように、閾値を正常な値にプログラムを書き直してもらいいざ試乗!

150Km走行してもチェックランプは点灯せず、無事問題は解決できました![]()



