運動の効果を感じていますか?
こんにちは。整う体操・豊橋の安藤研介です。今回のお話は「運動の効果を感じていますか?」というお話です。
一昨年から地域の出前講座や町内会、自治会、グループ活動で運動をされている皆さんのところへお伺いする機会を頂きました。皆さんと運動を一緒に出来ることが、とても楽しい時間となっています☺️
こちらはお子さん達のトレーニングスクールの様子
お陰様で地元豊橋市の皆様と繋がる機会を頂き、大変、感謝致しております。
私の運動教室は、少しお時間を頂きスライドでお話をさせて頂きます。理由としては、ご依頼頂いた内容のご説明や現在の平均寿命と健康寿命、ロコモティブシンドローム、サルコペニア、フレイルなどを必要に応じてご説明させて頂きます。
また、ご依頼内容とは別に、
カラダのこと
関節や筋肉について
運動に関するお話をおりまぜながらお話を進めさせて頂いております。
その中で、参加者の方に毎回、質問をさせて頂きます。
一つは「現在、運動されている方?」という質問です。これには多くの参加者の方が手を挙げて下さり、とても嬉しくなります☺️
次の質問は「現在、行っている運動に効果を感じている方?」という質問をさせて頂きますと、残念なことにほぼ、手が挙がらないのが現状です。これが残念でなりません😢
そして合わせて「現在、カラダの不調や痛みを感じでいる方?」という質問に、やはり多くの方が手を挙げられます、、、。ここに運動の課題があると感じ、取り組んでいきたいと考えるようになりました。
せっかく運動はされているのに、運動の効果を感じておらず、カラダの不調や痛みを抱えているという現状に何かできることがあるのではないかと考えています。
質問の一つ、運動はしているのに効果を感じていない!のは、なぜ?かということを考えていきたいと思います。
ここでは、
自分に必要な運動がわからない
運動のやり方が上手くできない
継続や習慣化ができていない
などの課題は一度、置いておきましょう。
そもそも、
運動をしているのに本当にカラダは変化していないのでしょうか?それとも、その変化に気がつくことができていないだけではないのではないのでしょうか?というところから、、、。考えていきたいと思います。
そのため、
私の運動教室では参加者の方のカラダをいくつかチェックして運動前後で効果を感じて頂くようにしています。
そんな参加者の方のカラダをチェックしていくと、ある共通した特徴を観察することができました。
関節の動きに左右差があること
筋肉の力に左右差があること
利き手に力が入りにくいこと
現在、カラダの不調や痛みを感じているところ以外にも、関節や筋肉に左右差があること
これらのことが共通して各会場で観察されました。
このような症状を感じている方の多くは、日常生活動作に何らかのやりにくさや不自由を抱えていることもわかりました?
例えば、
ペットボトルのフタが開けづらい
立ち上がりにくい
靴下が履きづらい
つまづき易くなった
など、本当にさまざまです。
また、カラダのチェックと合わせて力の検査をすると、こちらが出して欲しいタイミングで力を出すことができない骨格筋力の問題があることが分かりました。これはサルコペニアにも言われているところですね。
このような場合、普通に考えると筋肉の力が落ちているのだから、筋肉をつけないといけない!筋力訓練を頑張らないと、と思われる方が多いのではないのでしょうか?
それも間違いなく正解だと思います。ただ、私達が考える整う体操では、運動を実施していく順序が異なります。そちらをご説明させて頂きます。
まず、カラダのチェックで、こちらの指示するタイミングで力が出せない、また、関節の動きに左右差があるなどの特徴が多くの方で観察されています。その場合、次のような原因が考えられます。
①不良姿勢による力の出しづらさ
②関節のハマりが不安定による関節のつまり
③日常生活動作によるカラダの使い方の偏り
④関節が安定した状態で動作ができない
⑤普段、使わない、使えなくなっている筋肉が増えてきた
などが上げらます。
人は生まれてから現在に至るまで、様々な動作、仕事、家事、スポーツなどを繰り返し、知らず知らずのうちに自分の癖、動作の偏りが生じます。人にはカラダの歴史がきざまれています!
また、人は地球に住んでいる以上、重力という力に抗して姿勢を維持する必要性があります。姿勢を維持しカラダの軸を保つ必要性があります!
この二つは人が生きていく以上、お子さんからご高齢の方まで共通する部分になります。また、現在の生活では、椅子で座る生活が中心となり、携帯やパソコンなど不良姿勢が強いられることからは避けられません。
そうした偏った動作や癖、不良姿勢からは逃れられないのが現実です、、、。では、どうしたら良いのでしょうか?
それが私達が考えるカラダを整える習慣作り、整う体操です。
人がもつ癖や偏りは、右利き、左利きがあるように左右どちらかを使うことが多く、偏りからは逃れられません。
また、椅子での生活、携帯やパソコンなどによる不良姿勢や、カラダの衰えからくる不良姿勢に強いられることも事実です。
そこで整う体操・豊橋では、筋力訓練による筋量の増加を目指す前に、普段の日常生活動作やスポーツによる偏りのある動作を一度、カラダが動かしやすい状態に戻していくこと、カラダを整えることを最優先にしています!
カラダを整える?とはどういうことかといいますと、
①関節をハマりのいい位置に戻す運動を実施します
②カラダの軸を意識した運動を実施します
③カラダの連動性を意識した運動を実施します
④普段、使いにくくなってしまった筋肉を呼び覚まします
⑤呼吸と合わせて運動を実施します
以上の運動により、カラダを整えることにより様々な変化が観察されることが各会場で観察され、参加者の皆様から気づきを頂くことができました。
この気づきから筋量を増やす前に、今ある筋肉を働きやすい状態に戻すことで、関節の動きに変化を観察し、また、力の入りやすさに関しても変化が生じることが分かりました。
これが整う体操と名付けた理由になります。参加者の皆様に頂いた気づきを、より効果的な運動に成長させるため、これからも準備、実践、確認を繰り返しより良いものを作っていきたいと考えています。
本日も最後までご購読、ありがとうございました。
引き続き宜しくお願い致します🤲
整う体操・豊橋
代表安藤研介