リフォーム会社を選ぶ際に重要なポイントとなるのが、建設業の許可を得ているかどうかです。リフォームは請負代金が500万円未満であれば、建設業の許可なく工事ができます。設備や内装の取り替えぐらいならともかく、間取り変更がからむ工事であれば、たとえ500万円未満の工事であっても建設業の許可のある会社に依頼したほうが安心です。また、自社で設計を行うリフォーム会社は、建築士事務所登録を行っています。登録をしていない場合は、設計は外注となります。そのあたりも信頼性に関係してきます。さらに有資格者の内容や数をチェックしましょう。重要なのは国家資格です。とくに建築士は設計を行ったり、工事監理を行ったりできる資格です。会社に何人いるのか確認しておきましょう。建築施工監理技士も現場での指揮を行うための大事な資格です。一方、インテリアコーディネーターやインテリアプランナー、福祉住環境コーディネーターなどは民間団体が与えている資格です。民間資格もそれぞれ専門的な知識が必要ですが、力量は個人の素質や経験によって開きがあると思ったほうがよいでしょう。このような資格は、ホームページやパンフレットなどでチェックできます。ただ、依頼先を選ぶ際にはこうした会社のもつ資格だけではなく、自分についてくれる担当者の人柄や力量、あるいは自分との相性が大きくものをいいます。リフォームは、担当者と話し合いながら進めていくものだからです。担当者を信頼できないようでは、よいものはできません。会社を見極めるとともに、人を見極める視点がとても大切です。
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